宇野昌磨写真特集 “素晴らしい競技生活”+α【後編】

 フィギュアスケート男子で2018年平昌、2022年北京両冬季オリンピックメダリストの宇野昌磨さんが昨年5月に現役引退を発表して1年あまり。6月には自身がプロデュースするアイスショー「Ice Brave」が開幕しました。それを記念して、引退時に共同通信で制作した写真特集「“素晴らしい競技生活”」をリニューアルした「“素晴らしい競技生活”+α」を公開します。

 タイトルは引退時に自身のインスタグラムに「素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝しております」とつづったことに由来しています。今回の「+α」では引退後の写真も追加しました。

 宇野さんはオリンピックで平昌は個人の銀、北京は団体の銀、個人の銅と計3個のメダルを獲得。世界選手権で2023年に日本男子初の2連覇を達成しました。2016年に世界で初めて4回転フリップに成功するなど多彩なジャンプと高い表現力を武器に活躍。グランプリ(GP)シリーズは日本男子2位の通算9勝で、2023-24年シーズンには全日本選手権で男子歴代2位に並ぶ6度目の頂点に立ちました。後編では、メインコーチなしでスタートした2019-20年シーズンから引退後までを写真で振り返ります。(※写真は横にスライドしてご覧ください)

メインコーチなしでスタート 全日本4連覇、世界選手権はコロナ禍で中止に 2019-20

 2019-20年シーズンはメインコーチを付けない異例の体制でスタート。グランプリ(GP)シリーズ初戦のフランス杯はGPシリーズ13戦目で初めて表彰台を逃し、8位に沈みました。オフに指導を受けたステファン・ランビエル氏の指導拠点のスイスで立て直しを図り、ロシア杯では4位と改善の兆しを見せましたが、シニア転向5季目で初めてGPファイナル進出を逃しました。