2010年のバンクーバー冬季オリンピックでフィギュアスケート“沼”に落ち、15年以上競技を見続けてきたという声優の春瀬なつみさん。男子と女子の演技の違いや共通点、またルール変更の歴史についてもお聞きしました。「4年間見てきたフィギュアスケートの締めくくりを迎える寂しさと、今後の楽しみもあります」と語ります。最終回です。
アクロバティックな男子の演技
―女子と男子の表現との違いはどういうところにありますか?
「男子も大好きです。男子はスピードもあって、4回転ジャンプに入っていくジャンプのスケールも大きい。最後まで滑り切る体力もありますし、女子とは違う競技を見ているような感じもします。でも芸術的な面、曲の解釈などに関してはどのカテゴリーも一緒だと思います」
「最近男子はアクロバティックな選手がすごく多いという印象です。身体能力をうまく使って音楽を表現しているフランスのアダム・シャオ・イム・ファ選手、イリア・マリニン選手。今のルールならではの開放された表現という感じがします」
「その一方で、王道のスケートを表現するのは鍵山選手です。鍵山選手は氷上で踊るのが本当に上手な選手だと思います。今回のショートプログラムも氷の上にいることを忘れてしまうようなダンスを踊っています。かたやジャンプとなると、膝の柔らかさを感じる、衝撃を全く感じさせない、ジャンプを柔らかく降ります。これが美しいフィギュアスケートの究極の形なのかとも思わせていただくようなスケーティングです」
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