小塚崇彦さんも「ミスタープロ野球」長嶋茂雄さん悼む パーティーで遭遇、ジャズに合わせて踊り出す姿を「鮮明に覚えている」

長嶋茂雄さんと記念撮影する小塚崇彦さん(小塚さん提供)

 選手、監督としてプロ野球の隆盛を築いた長嶋茂雄さんの訃報を受け、フィギュアスケート男子で2010年バンクーバー冬季オリンピック代表の小塚崇彦さんが3日「テレビを見ない人でも、誰もが知っているスポーツに押し上げた立役者。日本のプロ野球を『プロ』にした存在だと思います。特別なお付き合いがあったわけではありませんが、私のような者にも優しく接してくださったこと、今でも忘れられません」と、SNSで哀悼の意を示した。
 
 小塚さんによると、2017年に出席したパーティーで一緒になったという。長嶋さんとのツーショット写真を載せ「JAZZの音楽が流れた瞬間、バンドの前に行き、すぐに身体を揺らして踊り出す。その姿に『この方こそ先駆者だ』と感じた、あの一場面を今も鮮明に覚えています」と述懐。「長嶋さん、どうか安らかにお休みください」との言葉で締めくくった。

井上 将志

この記事を書いた人

井上 将志 (いのうえ・まさし)

2003年共同通信入社。名古屋でプロ野球中日、フィギュアスケート、本社運動部でフィギュア、体操、東京五輪組織委員会を中心に担当。五輪は10年バンクーバーから夏冬計7大会を取材した。ジュネーブ支局時代は欧州を中心に世界各地をカバー。東京都出身。