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2025.09.20

ロシアの2026年冬季オリンピック参加を容認 「中立」選手で、IOC

記者会見するIOCのコベントリー会長=19日、ミラノ(AP=共同)

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 【ミラノ共同】国際オリンピック委員会(IOC)は19日、ウクライナに侵攻したロシアと同盟国ベラルーシの選手について、来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪で個人資格の中立選手(AIN)としての参加を容認すると発表した。昨夏のパリ五輪に続く措置で、同日までミラノで開催した理事会で決定した。

 各国際競技連盟が定めた基準を満たし、予選などで出場権を得ることが前提。団体競技の参加は認めない。パリ五輪と同様に、積極的に侵攻を支持する選手や、軍や治安当局の所属選手は除外する。国旗や国歌の使用は禁止。開会式での行進も不可とする。

 各連盟からAINのリストの提出を受けたIOCの資格審査委員会が参加可否を最終判断する。委員会のメンバーには、国際体操連盟会長でIOC委員の渡辺守成(わたなべ・もりなり)氏が選ばれた。

 冬季競技では、国際スケート連盟と国際山岳スキー連盟が既にAINの五輪予選参加を容認。フィギュアは19日に北京で始まった最終予選にAINが出場している。IOCは国際スキー・スノーボード連盟も近く予選参加を認める可能性があると説明した。

 IOCによると、パリ大会のAINは10競技に32選手が参加。トラブルはなかったとしている。コベントリー会長は記者会見で「公正さを確保する必要があり、パリ五輪の際に実行された内容に全幅の信頼を置いている」と語った。

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