インタビュー

2026.07.12

キャリアを通して続いた自分を探す旅 アジアへの欧米の固定観念が原動力に

撮影:品川絵里 デザイン:中川浩太朗

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 フィギュアスケート男子で2011~13年に世界選手権を3連覇したパトリック・チャンさんが6月、バンクーバーで共同通信のインタビューに応じた。チャンさんは香港にルーツを持ち、同市でサッカーのワールドカップに合わせて開かれた中国系カナダ人アスリートの活躍を紹介する企画展では、その功績を振り返る展示もあった。チャンさんはバンクーバーで開催された10年冬季五輪に初出場して5位。金メダル候補として臨んだ14年ソチ五輪では、羽生結弦さんに及ばず銀メダルだった。「展示の一部になれて、本当に光栄ですし、みんなの偉業を一緒に祝えることがとてもありがたい」と喜んだ。2回続きの1回目です。

アジア系カナダ人をたたえてくれることがうれしい

 ―ご両親は香港ご出身ですよね。

 「はい」

 ―差し支えなければ、バックグラウンドについてお話しいただけますか。

 「ははは、もちろんです。両親はどちらも香港出身です。僕はオタワで生まれました。父は3歳か4歳くらいのときにカナダに移住して、母はもう少し後、20代になって学校を終えてから移住しました。それで、大学でスポーツを通じて出会って…という感じですね」

 ―今回、チャイニーズ・カナディアンミュージアムの企画展に参加されています。実際に功績を振り返る展示もありますが、ご自身にとってどのような意味がありますか。

 「とてもワクワクする展示だと思います。カナダのアジア系アスリートにスポットライトを当てていて、記念品や映像、ジャージ、僕の衣装やスケート靴、メダルも展示されています。みんなのストーリーを共有して、それに光を当てて、偉大なアスリートになるまでの道のりを伝えることができるのは本当に素晴らしいことです」

中国系カナダ人アスリートの活躍を紹介する企画展に展示されたパトリック・チャンさんの衣装や銀メダル、スケート靴=2026年6月、バンクーバー(撮影:品川絵里)
ソチ冬季オリンピックフィギュアスケート男子の表彰式で、金メダルを掲げる羽生結弦。左は銀のパトリック・チャン、右は銅のデニス・テン=2014年2月、ソチ(共同)
品川 絵里

この記事を書いた人

品川 絵里 (しながわ・えり)

2018年に入社し、大分支局を経て20年から東京、大阪、名古屋でスポーツを取材。名古屋ではプロ野球中日、フィギュアスケートなどを担当した。2025年12月から本社・運動部。中高は創作ダンス部で、趣味は宝塚歌劇やミュージカル、中韓ドラマの鑑賞。

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