フィギュアスケートのジュニア・グランプリ(GP)シリーズ第3戦イタリア大会でともにGP初優勝を果たした女子の金沢純禾(かなざわ・すみか)(木下アカデミー)と男子の西野太翔(にしの・たいが)(神奈川・星槎国際高横浜)が8日、帰国した羽田空港で取材に応じ、13歳の金沢は「初めての国際大会で優勝できてびっくり」と喜びを語った。
札幌市出身で、より良い練習環境を求めて小学2年から関西で浜田美栄(はまだ・みえ)コーチに師事する期待の星。今大会は回避した大技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の成功を目標の一つに掲げた。
西野は初めてサルコーとトーループ両方の4回転ジャンプに成功し、6位が最高だったGPで飛躍。「自信につながる」と話し、12月のジュニアGPファイナル(名古屋)進出に意欲を示した。
初GPで男子3位に入った植村駿(うえむら・しゅん)(岡山・就実高)は「まだ伸びしろはある」と成長を期した。