フィギュアスケートのミラノ・コルティナ冬季五輪最終予選でペアの出場枠を獲得した長岡柚奈(ながおか・ゆな)、森口澄士(もりぐち・すみただ)組(木下アカデミー)が22日、開催地の北京から関西空港に帰国し、森口は「大きな緊張から解放された。すごく気持ちのいい感情でいっぱい」と晴れやかな表情で喜びを語った。
ショートプログラム(SP)4位からフリーで巻き返し、圏内の3位に滑り込んだ。3月の世界選手権は22位と振るわず、出場枠を逃した。一時、競技引退も考えた長岡は「一人では抱え切れなかったんじゃないかと思う。私が落ち込んでも、ずっと笑顔で励ましてくれた」と結成3季目のパートナーに感謝した。
初の代表入りは有力で、来年2月の五輪までグランプリ(GP)シリーズなど実戦経験を積む機会もある。森口は「自分たちができる最高のものを(五輪)本番で出せるように頑張る」と意気込みを口にした。