フィギュアスケートのグランプリ（ＧＰ）シリーズ最終第６戦、フィンランディア杯でＧＰ２連勝を果たした女子の千葉百音（ちば・もね）（木下グループ）と男子の鍵山優真（かぎやま・ゆうま）（オリエンタルバイオ・中京大）が２４日、開催地のヘルシンキから帰国し、笑顔の千葉はミラノ・コルティナ冬季五輪の代表選考に関わるＧＰファイナル（１２月４～６日・名古屋）へ「緊張や不安も全部ひっくるめて楽しめたら」と関西空港で話した。

　日本女子は４人がファイナルに進出し、上位２人が代表争いで優位となる。鍵山はＧＰ２戦ともにミスが出たことを反省し「同じことが起きないようにしっかりと努力していく。ここからが本番。レベルアップしたパフォーマンスができるように頑張りたい」と羽田空港で決意を口にした。

　女子３位だった松生理乃（まついけ・りの）（中京大）は「表彰台は無理だろうと思っていた部分があった。全く思いもしなかった結果になって、すごくうれしい」と喜びをかみしめた。