フィギュアスケート女子で世界選手権を5度制覇し、1998年長野冬季五輪で銀メダルに輝いたミシェル・クワンさんが12日、自身のインスタグラムを更新し、第2子となる女児を出産したことを報告した。
「クリスマスが早くも訪れました。 私たちの娘、デラ・ローズ・クワンが誕生したことを心から嬉しく思います!」と赤ちゃんを抱いた写真を投稿し喜びを語った。
一方で、「オリンピアンとして、私は自分の体を極限まで追い込み、その強さに何度も驚かされてきました。もう一つの命を宿すことは、それ以上に畏敬の念を抱かせるものでした。自分がコントロールできることがいかに少ないか、いら立ちを感じる瞬間もありました」とこれまでの苦しかった心境をつづった。
最後には「すべての母親、これから母親になる方々、不妊と向き合う女性やご家族、そして家族を築くことを願うすべての方々へ——あなた方が経験していることを私は理解しています。この旅路を進む中で、あらゆる形で愛され支えられていると感じてほしいです」とメッセージを送った。
クワンさんは、現役時代は豊かな表現力と正確なジャンプを武器に「ミス・パーフェクト」の愛称で人気を集めた。15歳だった1996年の世界選手権で初優勝して計5度制覇し、1998年長野五輪では銀メダル、2002年ソルトレークシティオリンピックで銅メダルを獲得した。2022年には第1子となる女児を出産しており、45歳での第2子出産となった。





