フランスのケビン・エイモズ選手、カナダのギレス・ポワリエ組、青木祐奈選手、引退した宇野昌磨さん…。漫画家の小川彌生さんに好きなスケーターを尋ねると、こんな答えが返ってきました。 「好き」なスケーターの基準の一つは、音のリズムの拾い方だと明かす一方で、「皆さんそれぞれにいい部分が違うじゃないですか。絞れない」とも。「日本の選手はみんな応援」「海外の選手だと、アイスダンスはみんな好きなんだよな...」と教えてくれました。
最近ではもっぱら配信でフィギュアスケートを見ることが多いと言いますが、多彩なアイスショーが行われている状況について、「かつてのエースたちがいろんなショーを作っているし、だから観客も好きなものを選べるようになってきている。いい時代」と歓迎します。
これまで2作のフィギュアスケートをテーマにした作品を世に送り出してきた小川さん。「次に描くことがあったら身長差なのあるペア」と思ってきたと言いますが…。果たして3作目は…。(聞き手 品川絵里 前山千尋)
配信でひたすら見る日々 好きな選手は「言い切れない」

―今もスケートの試合に観戦に行きますか。
「だいぶ田舎に引っ越してしまって。犬を飼うようになったら、なかなか出かけられなくなりました。だから今、フジテレビオンデマンド(FOD)などで、配信でひたすら見ていますね。(2024年12月の)全日本(選手権)は配信で見ました。浅田真央ちゃんの『サンクスツアー』は休憩なしの90分なので、(会場に)見に行きました」

―好きなスケーターはいますか。フィギュアスケートを解説した書籍『寝ても覚めてもフィギュアスケート』(D&Nライターズクラブ)では、カナダのエマニュエル・サンデュさん、旧東ドイツ代表で1984年サラエボ、1988年カルガリー両冬季五輪を制したカタリナ・ビットさんの名前を挙げていました。日本と海外でそれぞれ好きな選手の名前を教えてほしいです。