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2025.09.29

壷井達也、失意の世界選手権を経て傷心のまま向かった先は… 中野園子コーチは「枠を飛び出すきっかけを与えてくれる」 【ネーベルホルン杯一夜明け】

 取材に応じる壷井達也=オーベルストドルフ(撮影・吉田学史)

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 【オーベルストドルフ(ドイツ)共同】フィギュアスケートのチャレンジャー・シリーズ(CS)ネーベルホルン杯で男子8位だった壷井達也(シスメックス)がフリーから一夜明けた27日、ドイツのオーベルストドルフで取材に応じた。
 CSはグランプリ(GP)シリーズに次ぐ格付けの大会。

 壷井のコメント全文は次の通り。

 ―フリーから一夜明けて。今大会で得たものとか、頭の中は整理できたりしましたか。

 「一番はやっぱり悔しさが本当に強いというか。今シーズン始まって最初2試合は流れで、上出来ではないんですけど。そこそこみたいな。あんまり確信はない中でできてしまった、みたいな部分があったので。それをちゃんとこの試合で打ち砕いてくれた。打ち砕いてくれたっていう言い方はあれですけど。ちゃんと現実に向き合えよっていうふうに言われている感じはしました」

  ―その現実とは。

 「昨シーズンから練習の質だったり、技術的な面で上達自体はしているとは思うんですけど。でも、構成を上げた分、そこにまだ追い付いていないっていうのはあるのかなとは思います」

 ―次もうGPフランス大会ですね。

 「フランスですね」

 ―ここから2週間、何を追い求めていきたいですか。

 「期間自体は限られてはいるんですけど。ありきたりなことになってしまうんですけど。本当に一日一日、今日はここまでやり切るっていうところまで練習をまずは積み重ねていきたいっていうのが一つと。この試合までだと練習を振り返ってみると、練習自体はしているんですけど、果たしてシーズンインして本当に試合に向かっていくんだ、みたいな気持ちで練習できていたかっていうとちょっと微妙な部分があります」

男子SP 演技する壷井達也=オーベルストドルフ(撮影・吉田学史)
吉田 学史

この記事を書いた人

吉田 学史 (よしだ・たかふみ)

2006年共同通信入社。仙台などの支社局で警察や行政を担当し、12年から大阪運動部でスポーツ取材を始めた。2014年12月に本社運動部へ異動して水泳、テニス、フィギュアスケートを担当し、五輪は2016年から夏冬計4大会を取材した。2022年4月からジュネーブ支局で国際オリンピック委員会や五輪の準備状況を追う。東京都出身。

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