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2026.07.06

三宅咲綺、休んだ期間をチャンスと思って かおちゃんは「いい先生」 【全日本シニア強化合宿】

全日本合宿 三宅 咲綺

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 フィギュアスケートの全日本強化合宿が4日、大阪府泉佐野市の関空アイスアリーナで行われ、三宅咲綺(シスメックス)が新シーズンに向けた練習を公開した。

 コメント全文は次の通り。

聖母マリア像をイメージできるような雰囲気に

全日本合宿2026 三宅 咲綺

 ―新しいシーズンに向けて、今の体のコンディション、練習状況を教えて下さい。

 「2カ月前から練習を始めたばかりで、最初は思うように練習ができなかったりしていたんですけど、だんだん体の方も慣れてきて、この合宿に間に合うように、急ピッチで練習を頑張ってきました」

 ―ショート・フリー、新しいプログラムの魅力・特徴を教えて下さい。

 「フリーは継続で、ショートはミーシャ・ジーさんの振り付けで、サンバに挑戦します。 ショートは南米の風が吹いたような最初の曲調から、最後のサンバのブラジル感を出せるように、激しく楽しく見ている人がワクワクできるような演技を目指したいです。フリーはトリプルアクセルを入れて、聖母マリアの像をイメージできるような雰囲気にしたいです」

 ―今一番力を入れているところ、新しい技があったら教えて下さい。

カナダにびっくり

全日本合宿2026 三宅 咲綺

 「新しい技…最近だとコレオスピンが新しくできたので、それをどういうふうにやったらいいのかまだ分かっていないので、それを研究したりとか、あとはやっぱりダンサブルなショートなので、基礎のアイソレーションから体を動かしていくっていうのを頑張っています」

 ―次のシーズンの目標と意気込みを教えてください。

 「初めてのグランプリシリーズに挑戦させていただくことになって、挑戦者として挑むので、ケガもありましたし、どれぐらい世界で通用するのかはまだ分からないですけど、本当に自分で納得ができるような自分らしい演技を目指して頑張りたいと思っています」

 ―初めてのグランプリシリーズ、アサインを見た時、どんな気持ちでしたか。

 「え、なんか、カナダに行くんだみたいな(笑)。そのままですけど。すごいびっくりして、もうちょっと近いところなのかなって思ってたら、急にカナダだったので。でも、かおちゃん(坂本花織コーチ)とか同級生の(山下)真瑚とかもカナダに行ったことあって、いい思い出があるっていう話も聞いたりしていたので。自分もそういう思い出になるような、いいカナダの試合にしたいなと思っています」

緊張ほぐしてくれたかおちゃんコーチ

全日本合宿2026 三宅 咲綺

 ―坂本さん、今日来ていましたけど、どんな会話をされましたか。

 「緊張し過ぎて。最初もう緊張し過ぎてお腹が痛い、息が吸えないから始まったんですけど。『かおもお腹痛い』みたいな感じで、緊張をほぐしてくれて、中野(園子)先生ばりに結構ハードな練習ができたと思います(笑)」

 ―坂本さんはどんなコーチですか。

 「選手のことも自分が選手だったから分かるんですけど、中野先生やグレアム(充子)先生とちょっと似たところがあって。普通だったら新人コーチってあんまり声張ったりしないんですけど、『いけー!』『やれー!』みたいな。(一同笑い)『何、甘えとんねん!』みたいな感じで(笑)。結構怒号が飛んでくるので、なんかもう中野先生の代わりできるな、みたいな感じです」

 ―三宅さん自身も怒号飛ばされるんですか。

 「そうですね。なんかショートでちょっと疲れて動けなくなってくると『いけー!やれー!』みたいな。自分にとっては技術もすごい教えてくださりますし、一押しもしてくれるので、いい先生だと思っています」

 ―関係性の変化とか、実際感じますか。

 「そうですね。なんか思ったよりも、かおちゃんのコーチがすごい似合っているというか。なんかもうコーチの風格があるんで。今日は『コーチ陣の中にはちょっと怖いからいたくない』って言って、離れたところにいたんですけど、もう全然コーチの風格があるのになぁ(笑)とは思っていました」

引っ張っていく身として頑張る

全日本合宿2026 中井 亜美 青木 祐奈 渡辺 倫果ら

 ―(坂本花織と三原舞依の)お姉さん方が抜けて、三宅さん自身が練習で受けるプレッシャーの変化はどうですか?

 「そうですね。かおちゃんの存在がすごい大きかったなというのはあるので、やっぱり練習を引っ張っていく身としてちゃんとしなきゃいけないというか、頑張らないといけないなっていう気持ちはすごいあります」

 ―それは日々の練習のパフォーマンスには出ていますか。

 「そうですね。あんまり中途半端なことはできないなっていうのと、やっぱりかおちゃんがずっとペースメーカーとして、少人数の貸し切りとかも引っ張っていってくれていたので、今度は私がその役割を担う側だと思っているので、かおちゃんが前滑っていたこととかを思い出しながら、滑っています」

 ―坂本さんに教えてもらっている比重っていうのは毎日なのか、定期的なのかどんな感じでコーチとして携わってくれているんですか。

 「今は先生方がローテーションなので、あまり毎日というわけではないんですけど。けど、教えてくれるときは結構教えてくれるみたいな感じです。週に2回あるか、ないかぐらい。かおちゃん自身も忙しいので」

 ―練習を再開したのが2カ月前ということだったんですけど、氷上練習はどういう段階で、2カ月前の時点でどういうふうな段階だったのか。

 「2カ月、3月から5月まで全休、ほぼ動かない状態だったので、そこからスケーティングとかから始めて、2週間くらいでシングルジャンプからダブルジャンプいって、プログラムの体力をつけてみたいな感じですごい計画を立てながらやってきました」

 ―昨シーズンと同じ感じで練習できるようになったのは、いつごろですか。

 「本当にこの2週間、1週間ぐらいで。ジャンプもまだジャンプ力は全開っていうほどではないんですけど、それに近いぐらいトリプルを戻してきているので、シーズンには間に合うかなという感じです」

 ―体の筋肉のバランスとか、そういうところで大変なことはありましたか。

 「この休んでた期間に全部筋肉が落ちてしまって、そこからチャンスだと思って。一回筋肉が落ち切ったからこそ、また一からもっと使える筋力にトレーニングを変えてみたりとか、そういうことを交えながらやってきました」

井上 将志

この記事を書いた人

井上 将志 (いのうえ・まさし)

2003年共同通信入社。名古屋でプロ野球中日、フィギュアスケート、本社運動部でフィギュア、体操、東京五輪組織委員会を中心に担当。五輪は10年バンクーバーから夏冬計7大会を取材した。ジュネーブ支局時代は欧州を中心に世界各地をカバー。東京都出身。

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