インタビュー

2025.10.28

【独自】ゆなすみはダイヤモンドの原石、磨き上げるために鍛える必要ある 「彼らには全てがそろっている」と新たに指導するドミトリー・サビン・コーチ

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 フィギュアスケートのペアで、9月のミラノ・コルティナ冬季オリンピック最終予選で日本の2枠目を獲得した結成3季目の長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)を新たに指導するドミトリー・サビン・コーチ(52)が10月、チャレンジャー・シリーズ(CS)トリアレティ杯が行われたジョージアのトビリシで共同通信の取材に応じた。将来性豊かな愛称「ゆなすみ」の2人をダイヤモンドに例え、期待感を示した。(聞き手は吉田学史)

 ―ゆなすみがオリンピック最終予選で日本に2枠目をもたらしました。

 「私たちが目指していたものを達成しました。彼らと仕事をするのは本当に楽しいです。将来に向けて、非常に興味深いペアだと思います。潜在的に非常に可能性を秘めていますからね。今は心理的な部分を落ち着かせ、どう競技に臨むか、どう練習するか、どう一歩一歩進めるか、全てを組み立てていく必要があります。目標は計画通り達成しましたので、今は未来に向けて動き始める段階です。でも、彼らと仕事ができるのはうれしいですね」

 ―5月に指導を開始したと聞いています。

 「はい」

ミラノ・コルティナ冬季オリンピック最終予選のペアで3位に入り、日本の出場枠を獲得した長岡柚奈(左)、森口澄士組=9月20日、北京(共同)
吉田 学史

この記事を書いた人

吉田 学史 (よしだ・たかふみ)

2006年共同通信入社。仙台などの支社局で警察や行政を担当し、12年から大阪運動部でスポーツ取材を始めた。2014年12月に本社運動部へ異動して水泳、テニス、フィギュアスケートを担当し、五輪は2016年から夏冬計4大会を取材した。2022年4月からジュネーブ支局で国際オリンピック委員会や五輪の準備状況を追う。東京都出身。

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