フィギュアスケートのアイスダンスで2月の冬季アジア大会銅メダルの田中梓沙、西山真瑚組（オリエンタルバイオ）がカップルを解散すると11日、マネジメント会社が発表した。田中は現役引退、西山は競技続行をそれぞれ自身のインスタグラムで明らかにした。

　来年2月のミラノ・コルティナ冬季オリンピック代表を目指していたが、国内トップ選手がそろった6月下旬のアイスショー「ドリーム・オン・アイス」出演を取りやめていた。
　
　田中は京都府出身の19歳で、西山は東京都出身の23歳。2023年5月にコンビを結成し、ファンから「あずしん」の愛称で親しまれてきた。
　
　直近2シーズン連続で全日本選手権2位、四大陸選手権11位。田中が昨年6月に右肋骨にひびが入るけがを負いながら、11月のNHK杯でグランプリ（GP）シリーズデビューを果たした。
　
　2024年世界選手権の代表最終選考会を兼ねた2023年の全日本選手権でリズムダンス、フリー、合計の1位がそれぞれ違ったため代表決定は異例の見送りとなり、日本スケート連盟は四大陸選手権での日本勢最上位を選出すると決定。「あずしん」は日本勢3番手となり、初の代表入りはならなかった。