フィギュアスケートの元世界王者でアイスダンスでも活躍した高橋大輔さんが、日本舞踊に挑戦する。「名古屋をどりNEO傾奇者(第78回名古屋をどり)」を開催する西川流家元が、10月11、12日の岡谷鋼機名古屋公会堂(名古屋市昭和区鶴舞1-1-3)での公演に高橋さんが出演すると発表した。NEO舞踊劇「元禄おんな忠臣蔵」の大石主税役を演じるという。
高橋大輔さんと「NEWS」増田貴久さんがダブル主演したアイスショー「氷艶」で演出を務めた映画監督の堤幸彦さんが「元禄おんな忠臣蔵」の演出協力を担った。
「名古屋をどり」は名古屋で75年以上続く日本舞踊の公演。「横浜アリーナを超満員にする芸術的なアイスショー『氷艶』で、毎年卓越した演技、ダンス、歌、殺陣を披露する大輔さんが『名古屋をどり』に登場します。役どころは大石主税役で西川千雅家元の相手役を演じます。氷から板の上に舞台を変え、演技とともに日本舞踊にも挑戦します」と紹介した。声優の梶裕貴さんも出演する。
チケットは今月18日に販売開始し、全席指定で開演時間は午前11時と午後5時の1日2公演(計4公演)となる。SS席(1F)は11000円、S席(1,2F)は8800円、A席(3F)は5500円で、10月10日のリハーサル見学と本公演のSS席がセットになったリハーサル見学付きチケット(限定50人)は15000円。
NEO舞踊劇「元禄おんな忠臣蔵」のあらすじ
蝶花楼桃花の落語の“その後”に注目した描き下ろし舞踊劇で、桃花が語り部となり物語を進める。
“おへちゃ”な遊女小春ことおくま(西川千雅)は、相手をした赤穂浪士、大石主税(高橋大輔)が忘れられず、いんちき坊主鉄観音(長秀)の案内で冥界へ。冥界とは地獄極楽が決まるお裁きの前に居るところで、死んだ人間は生前一番執着した生活を繰り返している。赤穂浪士はいまだ討ち入りを続けている中、ひとり主税は別の場所で目覚め子鬼・娑婆兄(声・梶裕貴)と出会う。
冥界には、心中をくりかえす梅川(本田剛文)忠兵衛(華月奏)、落語に登場する亭主(名古屋山三郎)や鬼も巻き込み、はたしておくまは主税に会えるのか?
忠義と愛、生まれ変わりの輪廻のなかでは、一体なにが残るのか?