フィギュアスケートの全日本ジュニア強化合宿が26日、大阪府泉佐野市の関空アイスアリーナで行われ、昨季の世界ジュニア選手権を制した女子の島田麻央(しまだ・まお)(木下グループ)と男子の中田璃士(なかた・りお)(TOKIOインカラミ)がシニア勢と争う全日本選手権(12月・東京)初制覇を新シーズンの目標に掲げた。ともに昨年の全日本は自己最高の2位に入った。
今季もトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)と4回転トーループをフリーに組み込む島田は「去年よりも上の順位を取れたら」と意欲的。来季のシニア転向を見据えて4回転サルコーの習得に取り組んでおり「準備の年」と位置付けた。
中田は「全勝したい」と意気盛ん。島田と同じ16歳で来年2月に控えるミラノ・コルティナ冬季五輪の出場資格はなく、代表最終選考会を兼ねる全日本を「どんな感じか味わって、4年後に生かしたい」と見据えた。