フィギュアスケートのサマーカップ第2日は10日、大津市の木下カンセーアイスアリーナで行われ、ジュニア男子ショートプログラム(SP)で中田璃士(TOKIOインカラミ)は81.74点のトップで12日のフリーに進んだ。
〇…16歳の中田が格の違いを見せつけた。ジュニアながら昨年12月の全日本選手権で2位に入った逸材は、SPで高さのあるトリプルアクセル(3回転半)など三つのジャンプを軽やかに成功。演技後は応援するプロ野球ソフトバンクの山川穂高(やまかわ・ほたか)が本塁打を打った際に見せる「どすこいポーズ」を観客に向けて披露し「全て完璧」と笑った。
フリーで3種類、計4度の4回転ジャンプ挑戦にも意欲を見せる。「初披露する演目なので力強く演じたい」と表情を引き締めた。