フィギュアスケート女子で全日本選手権2連覇などの実績がある紀平梨花(トヨタ自動車)がアイスダンスに挑戦すると29日、交流サイト(SNS)で明らかにした。今年の冬季アジア大会銅メダリストの西山真瑚(オリエンタルバイオ)とカップルを結成する。
23歳の紀平は4年前に疲労骨折した右足首の状態に悩まされており、12月の全日本選手権の予選となる今月の中部選手権を欠場。全日本が来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪代表の最終選考会を兼ねているため、シングルでの五輪出場の可能性がなくなっていた。
関係者によると、7月に田中梓沙(オリエンタルバイオ)とコンビを解消し、新たなパートナーを探していた23歳の西山と、カナダでトライアウトを重ねていたという。
2人は29日正午からメディア向けにオンライン会見を開き、今後のスケジュールなどについて発表する予定。

紀平梨花のInstagramのコメント
この度、西山真瑚さんとアイスダンスカップルを結成することになりました。
私はアイスダンスに挑戦します。
この挑戦を後押ししてくれた家族や所属先、スポンサーの皆様、私にもう一つのスケート人生の機会をくれた西山真瑚さんには感謝しています。
これからも夢に向かって全力で取り組んで参ります。
西山真瑚のInstagramのコメント
紀平梨花さんとアイスダンスカップルを結成することになりました。紀平さんと共にアイスダンスに取り組めることを嬉しく思います。家族や所属先の理解と共に、目指すべきものがハッキリしているので、最大級の努力で、二人の目標を掴み取りたいです。