世界遺産でのフィナーレを、熱戦を終えたアスリートが晴れやかな表情で迎えた。22日(日本時間23日)、イタリアのベローナ市街にある円形闘技場で開かれたミラノ・コルティナ冬季五輪の閉会式。「経験が財産」「幸せ」。日本選手たちは感謝や誇りを胸に祭典を満喫した。
笑顔で旗手を務めたのは、フィギュアスケート女子で銀メダルの坂本花織(さかもと・かおり)(25)とスピードスケート男子の森重航(もりしげ・わたる)(25)。色とりどりの装いの各国選手団が国旗を手に行進する中、2人は日の丸を左右に大きくはためかせ、談笑しながらゆっくりと会場内を歩いた。
日本選手たちは日の丸とイタリア国旗の小旗を手に入場。にこやかな表情で手を振って声援に応え、スマートフォンで記念撮影していた。スノーボード女子で7大会連続出場の竹内智香(たけうち・ともか)(42)は穏やかな表情を見せ「今後の人生にもつなげたい」と現役生活最後の五輪を締めくくった。
フィギュアスケートのペアで金メダルを獲得した三浦璃来(みうら・りく)(24)が、木原龍一(きはら・りゅういち)(33)にリフトで持ち上げられる一幕も。「温かな声援の中で滑ることができ、とても幸せ」とする三浦は、ひときわ高い場所から会場の様子を撮影していた。
壮大な石造りの円形闘技場内に設けられたステージには、華やかな衣装に身を包んだダンサーやオペラの登場人物が次々と登場。音楽に合わせスマホのライトを振る観客の姿も見られた。
閉会式の終盤。ミラノに設けられた聖火台と、山間部にあるコルティナダンペッツォの聖火台の火が消えると、観衆やボランティアから歓声が上がった。ステージではダンスや歌の演出が続き、日本選手は旗を振ったり拍手を送ったりして楽しんだ。(共同)











