フィギュアスケートの全日本強化合宿が4日、大阪府泉佐野市の関空アイスアリーナで公開され、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで銅メダルを獲得した男子の佐藤駿(エームサービス・明大)はフリーを滑り込み、スピンやステップを念入りに確認した。初の全日本選手権制覇を目標に掲げ「たくさん挑戦できるシーズン。日本のスケート男子を盛り上げる一員になれたらうれしい」と頼もしく話した。
女子でオリンピック銅メダルの中井亜美(TOKIOインカラミ)はタンゴに初挑戦するショートプログラム(SP)を練習し「4年後に向けて表現の幅を広げていく」と意欲十分。幼少期から憧れる浅田真央さんが滑った曲でもあり「タンゴでどの曲を選ぶかとなった時、この曲が一番使いたいと思った」と明かした。SPで魅惑的な女性を演じる世界選手権2位の千葉百音(木下グループ)は「表現面でやりにくいと感じることにも向き合い、自分のものにしていく」と力強かった。
世界ジュニア選手権を4連覇し、待望のグランプリ(GP)シリーズ参戦を控える17歳の島田麻央(木下グループ)はスケーティングの伸びを課題に挙げ「シニアでも羽ばたいていけるように演技したい」とレベルアップを期した。昨季までトーループを跳んでいた4回転ジャンプは、両足での着氷や転倒に終わったものの、サルコーに挑戦する場面もあった。
日本スケート連盟の強化選手14人が2グループに分かれ、まずは新シーズンのプログラムを披露。その後、元世界王者のハビエル・フェルナンデスさん(スペイン)が講師を務めた合同練習で、重心を意識した多種類のターンなどスケーティングの基礎を学んだ。フェルナンデスさんの指導では男子の友野一希(第一住建グループ)と女子の渡辺倫果(三和建装・法大)が先頭に立ち、伸びやかで美しい滑りに磨きをかけた。
男子で中田璃士(MFアカデミー)はクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)習得に意欲を見せ、今季デビGPデビューする三宅咲綺(シスメックス)には昨季限りで引退した坂本花織コーチが同行した。
山本草太(中京大)と住吉りをん(オリエンタルバイオ)は、ともにけがの影響で軽めの調整だった。
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