【第3回・新葉のことば】今までの世界選手権で「一番」誇れる内容 新演目候補が160曲「どう選ぼう」焦る日々 五輪へ今、何の制約ない「黄金の1週間」欲しい

世界選手権女子フリーの演技を終え、笑顔を見せる樋口新葉=ボストン(共同)

 疾走感のあるスケーティングさながらに樋口新葉(ノエビア)がありのままの思いをつづる「新葉のことば」。今回は4度目の出場となった世界選手権を振り返るとともに、新シーズンに向けた現状も少し明かします。
 3月下旬に米ボストンで開催された世界選手権の会場はTDガーデンと呼ばれる米プロバスケットボール、NBAのセルティックス、北米プロアイスホッケー、NHLのブルーインズが本拠を置く大型施設です。過去に北京冬季五輪代表最終選考会だった2021年の全日本選手権で演技した、さいたまスーパーアリーナもすごかったですが、観客席が高いところまで設置され、ほぼ満席に埋まった、すり鉢状会場には圧倒されました。

世界選手権 樋口 新葉
藤原 慎也

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藤原 慎也 (ふじわら・しんや)

全国紙で5年間の勤務を経て、2014年に入社。名古屋でプロ野球中日を取材。2016年末に東京運動部へ異動し、フィギュアスケート、体操、パラスポーツを担当。だんじり祭りで有名な岸和田市育ち。