鍵山優真、本来の自分取り戻すための原点回帰 北京オリンピックは「スケート人生で最強だった」 (練習公開囲み取材コメント全文)

練習を公開し、取材に応じるフィギュアスケート男子の鍵山優真=愛知県豊田市

 2022年北京冬季オリンピックのフィギュアスケート男子、団体でともに銀メダルを獲得した鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が9日、愛知県豊田市内で練習を公開し、ミラノ・コルティナ・オリンピック開催国イタリアの名作オペラ「トゥーランドット」の音楽で滑るフリーの一部を初披露した。囲み取材にも応じ、この曲で2006年トリノ・オリンピック女子金メダルに輝いた荒川静香さんの代名詞「イナバウアー」も組み込むことも明らかにした。

 鍵山のコメント全文は次の通り。

 ―今日はトゥーランドットの一部だけ披露。

 「最後だけやっていいと言われたんで(笑)、最後っていうか、一番クオリティーの高い部分だけやりました」

 ―それ以外はまだオッケーが出ていない。

 「オッケーが出ていないというか、ある意味、戦略の一つというか、まだもっともっと良くできるので、自分のもうちょっとこうブラッシュアップで良くしていって、そっから試合で見せたいなっていう、メディアで見せたいなと思ったので」

 ―今月のアクルス杯を乞うご期待。

 「ご期待というか、アクルス杯ももちろん全力で頑張りますけど、(8月の)サマーカップとかが始まる前ぐらいまでにはしっかりと準備万端の状態でできるように頑張りたいです」

藤原 慎也

この記事を書いた人

藤原 慎也 (ふじわら・しんや)

全国紙で5年間の勤務を経て、2014年に入社。名古屋でプロ野球中日を取材。2016年末に東京運動部へ異動し、フィギュアスケート、体操、パラスポーツを担当。だんじり祭りで有名な岸和田市育ち。