【独自】引退したはずの籠谷歩未、本田ルーカス剛史と新ペア  青天のへきれきの報、急転直下の裏には何があったのか?

新ペア結成の籠谷歩未と本田ルーカス剛史

 フィギュアスケートが新シーズンに切り替わる7月1日。各選手の所属先や練習拠点の変更などが発表されるこの日、個人的に最大のサプライズだったのが、女子の籠谷歩未(24)と、ペアで昨季の世界ジュニア選手権に出場した男子の本田ルーカス剛史(22)=ともに木下アカデミー=の新ペア結成の報だ。会社員3年目の籠谷はシングルで昨季の全日本選手権に出場し、3月の地元兵庫県での競技会を最後に現役引退したばかり。5月下旬にインタビューし、引退後の生活について聞いていた私にとっては青天のへきれきだった。急転直下の裏には何があったのか。数多くの「?」を解消すべく、パートナーの本田とともに再びインタビューに応じてもらった。(敬称略、聞き手=藤原慎也)

 ―びっくりしました。

 籠谷「ご報告できずに申し訳ございませんでした。藤原さんに取材していただいた時は、私もこんなことになるとは全く考えてもいなかったので(笑)。直後くらいにルーカス君から連絡があって」

藤原 慎也

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藤原 慎也 (ふじわら・しんや)

全国紙で5年間の勤務を経て、2014年に入社。名古屋でプロ野球中日を取材。2016年末に東京運動部へ異動し、フィギュアスケート、体操、パラスポーツを担当。だんじり祭りで有名な岸和田市育ち。