フィギュアスケートでジャンプやスピン、ステップシークエンスといった必須要素には入らないものの、演技中によく見られる技を紹介します。これらの技は技術点には影響しませんが、音楽のクライマックスで組み込まれることが多く、プログラムや選手自身を象徴するものとなることもあります。
スプレッドイーグル
両足のつま先を外側に向けた姿勢で、背中側やおなか側に体を倒して進んでいく技です。
クリムキンイーグル
スプレッドイーグルを変化させた技です。スプレッドイーグルから膝を曲げ、さらに上体を後ろに反らして進みます。ロシアのイリヤ・クリムキン(2002年NHK杯覇者)がよく披露していたため、クリムキンイーグルと呼ばれるようになりました。
イナバウアー
スプレッドイーグルのようにつま先を左右に開いた状態で、左右の脚を前後にずらして前に出した方の脚の膝を曲げて真横に進む技です。1950年代に旧西ドイツのイナ・バウアーさんが披露し、2006年トリノ冬季オリンピック女子金メダリストの荒川静香さんの演技で有名になりました。上体を反らさなくても脚の位置によって、イナバウアーと判定されます。
ハイドロブレ-ディング
エッジを深く倒して、身体を低い位置まで落として滑ります。さまざまなポジションを取ることが可能な技です。
スパイラル
氷についていない方の脚(フリーレッグ)を腰より高い位置に保ったまま滑る姿勢です。フリーレッグを後方に上げる「アラベスクスパイラル」、フリーレッグの膝の辺りを手でつかむナンシー・ケリガン(米国)が得意にした「ケリガンスパイラル」、フリーレッグと反対の手(左脚がフリーレッグなら右手)でフリーレッグをつかむ「クロスグラブスパイラル」などさまざまな種類のスパイラルがあります。





