「誰かのお葬式みたいになっているわよ」。昨年12月の全日本選手権。三浦璃来(みうら・りく)とペアを組む木原龍一(きはら・りゅういち)(ともに木下グループ)は、母の言葉にはっとした。暗い表情で得点を待つ姿を見かねての指摘は、今季の自分を省みる契機になったという。「理想が高過ぎた」と気付き、愛称「りくりゅう」の強みは、どんな時も「楽しんでいること」だと原点を思い出せた。
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