フィギュアスケート女子でLGBTQ(性的少数者)を公表している米国のアンバー・グレン選手(25)が20日、東京都内で共同通信などの取材に応じ、米政府が認める性別は「男性と女性だけだ」とするトランプ大統領を「誰ひとりとして、アイデンティティーを理由に拒絶されたり、無視されたりするべきではない」と批判した。
同選手は19日閉幕の世界国別対抗戦(東京)で米国の優勝に貢献し、来年のミラノ・コルティナ冬季五輪の金メダル候補に挙がる。性的少数者を標的にする政権に当初は動揺したが、意を決して当事者として「積極的に声を上げるようになった」と言う。「この問題をひた隠しにしてはいけない。私たちは前に進み続けるべきだ」と話した。
2025.04.20
アンバー・グレン選手、トランプ米大統領を批判 性的少数者を標的にする政権へ「声上げる。誰ひとり拒絶、無視されるべきでない」
