フィギュアスケート男子の2018年平昌冬季五輪代表で、プロスケーターや指導者として活動している田中刑事さん(30)が、兵庫県西宮市から出身地の岡山県倉敷市に拠点を移した。母校の倉敷芸術科学大を運営する学校法人、加計学園が明らかにした。
新拠点は同大学のスケートリンク「ヘルスピア倉敷」で、田中さんが現役時代に師事した林祐輔コーチや、世界選手権出場の実績がある重松直樹コーチも指導拠点を置いている。同学園を訪問した田中さんは「倉敷に活動拠点を移しました。ここで子どもたちにアイススケートの楽しさを教え、岡山で育った選手が全国、さらに世界に羽ばたいてくれたら」とコメントした。

田中さんは今年2月、ジャンプの練習に用いる補助器具、ハーネスのコーチング方法を米国で学んだことをインスタグラムで報告。「ハーネスとコーチングを1から勉強してきました! この経験を活かして成長し続けることが最大の恩返しだと信じて、これからも精進していきます!」とつづっていた。
今月のイベントでは来シーズンの目標に「健康第一。プラス、マッチョ化」を掲げ「1年半ぐらいジム行ってて、もうちょっと胸筋をつけたい」と宣言。日本スケート連盟がスタートしたポケモンとのコラボ企画で練習課題をまとめた冊子の監修を務めるなど、活躍の場を広げている。