21日に東京・国立代々木競技場で開催されたフィギュアスケートの全日本選手権で、女子の中井亜美(なかい・あみ)(17)=TOKIOインカラミ=と渡辺倫果(わたなべ・りんか)(23)=三和建装・法大=がミラノ・コルティナ冬季五輪の代表に挑んだ。「姉」「妹」と呼び合うチームメートは中井が初代表、渡辺は落選と明暗を分けたが、2人を結びつけた大技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に運命を託して奮闘した。
フィギュアのトップ選手では珍しい新潟県出身の中井は「競り合える仲間」を求め、2021年春の中学入学と同時に千葉県が拠点のMFアカデミーに入った。ほぼ同時期に移籍した渡辺は「愛嬌(あいきょう)があるし、めっちゃ頑張る。すぐ好きになった」と中井の印象を語る。
トリプルアクセル習得に向けて、ジュースを賭けて毎日のように成功を争った。「私が先に決める」と、めきめき急成長する中井に、時に助言を送った渡辺も「姉として負けられない」と奮起。ともにグランプリ(GP)シリーズで初出場優勝と飛躍を遂げた。
中井は今月のGPファイナルで2位に入った勢いのまま、3枠の代表に食い込んだ。「五輪では最高の演技を」とシニア1年目の新星。〝姉〟の思いも胸に、初舞台へ向かう。

















