フィギュアスケート女子で2月のミラノ・コルティナ冬季五輪銀メダルを獲得するなど活躍し、今季限りでの引退を表明している坂本花織(26)=シスメックス=が13日、出身地の神戸市内のホテルで記者会見に臨んだ。
会見の終盤には、競技を始めた4歳から師事してきた中野園子コーチとグレアム充子コーチがサプライズで登場。中野コーチは、坂本に向けて以下のように思いを伝えた。
「花織、長い間一緒にスケートしてくれてありがとう。そして、コーチになると言ってくれてありがとう。ただコーチは地味で楽しいことはあまりない仕事です。やっぱり派手なところに慣れてしまっているので、ちゃんと落ち着いて続けてくれるかどうかが心配です。何とか私の代わりに、兵庫県を盛り上げてくれることを祈っています。お願いします」
グレアム充子コーチも「かおちゃん21年間、お疲れさまでした。よく頑張りました。ここからは指導者として、しっかり勉強して、苦労して、頑張って神戸から世界に羽ばたく子たちをいっぱい作れるように、中野先生になるまでサポートしますので、頑張りましょう」とエールを送った。
坂本は「会見中に後ろチラチラ見て(2人が)いないなって思っていたので、このサプライズ、すごくうれしかったですし、冒頭のビデオメッセージも今のお言葉も、すごく、頑張ろうってこう気合が入りました。本当にありがとうございます。頑張ります」と語った。
締めのあいさつでは「本日はお忙しい中、お集まりいただきありがとうございました。こうやって引退会見を開くくらいの選手になれて、本当に良かったと思います。そして関係者の皆さま、たくさんここまで支えてくださって、味方になってくださって、ありがとうございます。おかげで、こんないい成績をたくさん残すことができて本当に幸せです。報道、記者の皆さま、ここまで、どんな時でも、どこまでも追っかけてくださり、ありがとうございます。たくさん私の気持ちや演技など、本当にいろんな形で、たくさんのファンや国民の皆さんに伝えてくださり、感謝しております。ありがとうございます。先生、21年4カ月、本当にヨチヨチの時からありがとうございました。同じくらいの年月を、それ以上をかけて、たくさん世界に羽ばたく選手を育てていけるように、これからも頑張っていこうと思いますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。本当に今日はここに集まっていただき、ありがとうございました」と感謝の言葉を並べた。
坂本はスピード感あふれる滑りや豊かな表現力で、世界のトップ選手に対抗。フィギュアで日本女子初の冬季五輪3大会に出場し、団体と合わせて最多4個のメダルを手にした。
現役最後の大会となった3月の世界選手権(プラハ)では浅田真央を上回る日本勢最多4度目の頂点に立ち、有終の美を飾った。明るい性格でファンに愛された日本の第一人者は今後、プロスケーターとしてアイスショーに出演するほか、練習拠点を置いていた神戸市内のクラブなどで後進の育成に励む。
【速報】坂本花織に中野園子コーチが叱咤激励! 「地味であまり楽しいことはない」指導者の心得説く












