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2026.05.13

【速報】引退の坂本花織、一番好きなプログラムは… 涙の記者会見、4歳からの競技人生振り返る

 現役引退の記者会見冒頭で、涙ながらに笑顔を見せるフィギュアスケート女子の坂本花織=13日午前、神戸市内のホテル

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 フィギュアスケート女子で2月のミラノ・コルティナ冬季五輪銀メダルを獲得するなど活躍し、今季限りでの引退を表明している坂本花織(26)=シスメックス=が13日、出身地の神戸市内のホテルで記者会見に臨んだ。上下白色のジャケット、ロングスカートで登壇。『愛の讃歌』の音楽に合わせて子ども時代からの軌跡を振り返る映像が流れると、笑みを浮かべたり、目を潤ませたりした。

 会見で「一番好きなプログラム」を尋ねられると「一番好きなプログラムが一番困ります」と苦笑。「どうしよう、どうしよう…」と悩んだ末に「シニアに上がってからのフリーが、ほとんど全部好きで、それぞれ良さというか、自分らしさもありつ、そのプログラムならではの感情、表現があったので…」と述べ『アメリ』や『マトリックス』、現役最後のシーズンに選んだ『愛の讃歌』などを挙げた。

 その上で、最も苦労したプログラムは、ロヒーン・ワードさんが振り付けを担当した2022~2023年シーズンのショートプログラム(SP)『ジャネット・ジャクソン』だったと告白。「尋常じゃないくらい大変でした。2分 50秒しかないのに(つなぎの動きなど)こんだけ振り詰め込むの!?というぐらい詰め込んで、その流れでジャンプを跳ばせるっていうのが本当にすごいなと思って、容赦なく詰め込んでくるのでそれが一番大変でした」と明かした。

 4歳で競技を始め、中野園子コーチ(73)に師事して成長。スピード感あふれる滑りや豊かな表現力で、世界のトップ選手に対抗した。フィギュアで日本女子初の冬季五輪3大会に出場し、団体と合わせて最多4個のメダルを手にした。

 現役最後の大会となった3月の世界選手権(プラハ)では浅田真央を上回る日本勢最多4度目の頂点に立ち、有終の美を飾った。明るい性格でファンに愛された日本の第一人者は今後、プロスケーターとしてアイスショーに出演するほか、練習拠点を置いていた神戸市内のクラブなどで後進の育成に励む。

井上 将志

この記事を書いた人

井上 将志 (いのうえ・まさし)

2003年共同通信入社。名古屋でプロ野球中日、フィギュアスケート、本社運動部でフィギュア、体操、東京五輪組織委員会を中心に担当。五輪は10年バンクーバーから夏冬計7大会を取材した。ジュネーブ支局時代は欧州を中心に世界各地をカバー。東京都出身。

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