フィギュアスケート日本女子初の冬季オリンピック3大会出場で最多4個のメダルを獲得した坂本花織が8日、所属するシスメックスの公式Instagramにファンへの直筆メッセージを公開した。引退会見を前に「いつも応援してくださる皆さまへ」と題し、「嬉しいときも悔しいときも、変わらず寄り添っていただいたことに感謝しております。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。
坂本は昨年6月に今季限りでの引退を表明。3月に現役最後の試合となったプラハでの世界選手権で2年ぶり4度目の優勝を果たした。引退会見は、神戸市内で13日午前に行われる予定。
坂本はオリンピックでは個人は2018年平昌6位、2022年北京「銅」、2月のミラノ・コルティナ「銀」。団体で日本の2大会連続「銀」に貢献した。世界選手権は2024年に56年ぶり8人目の女子3連覇を達成し、2025年は2位。2023年GPファイナル制覇。全日本選手権は5連覇を含む6度の優勝を果たしている。
引退後は指導者への道を進む予定で、世界選手権後には「コーチとしては新米。できる子は(中野園子)先生たちに任せ、小さい子から育てて自分も下積みをしていきたい」と抱負を語っていた。
坂本花織選手 直筆の手紙全文
いつも応援してくださる皆さまへ
これまで温かく見守ってくださった皆さまに心から感謝申し上げます。
皆さまの応援が私の競技人生を支える大きな力になりました。
嬉しい時も悔しい時も、変わらず寄り添っていただいたことに感謝しております。
本当にありがとうございました。
節目の時に、改めてご挨拶の場を設けさせていただくこととなりました。
引退会見では、これまでの思い出を一緒に振り返り、今後についてもお話させていただく予定です。
そして、21年4ヶ月のありがとうを神戸から伝えさせてください。
坂本花織
シスメックスフィギュアスケートチームの公式Instagramはこちら
シスメックスは同日、「ともに支えてくださった皆さまへ」と題し、メッセージ画像を公開。「あなたを応援して、本当によかった。21年4カ月のスケート人生。たくさんの感動をありがとう」と感謝の気持ちとともに、活躍をたたえた。
「シスメックスと坂本花織選手の歩み」として公開された文章
シスメックス株式会社は、坂本選手がシニアデビューを果たした2017年に所属契約を締結して以来、9年にわたり彼女の「世界へ挑み続ける姿」に寄り添ってきました。
世界の第一線という厳しい舞台で挑戦を重ね、計り知れないプレッシャーを背負いながらも自らと向き合い、限界に挑み続ける姿勢。そして、どんな時も太陽のように明るく、周囲を包み込むあたたかくてまっすぐな人柄。その双方があったからこそ、坂本選手はフィギュアスケート界を牽引し、多くの人々の心を動かす存在であり続けたのだと確信しています。彼女がリンクに刻んできたこれまでの歩みを、一番近くで見守ることができたことは、当社にとってかけがえのない宝物です。
世界の頂点を目指し、ひたむきに氷上に立ち続けた一人のアスリートとして、そしてシスメックスの一員として、彼女が示してくれた軌跡に、心からの敬意と感謝を表します。
そして、坂本選手の21年4ヵ月のスケート人生をともに支え、あたたかい声援を送り続けてくださったすべての皆さまへ、心より御礼申し上げます。











