フィギュアスケートで名伯楽の山田満知子コーチの下、男子の山本草太(MIXI)や女子の松生理乃(中京大)を指導する本郷裕子コーチが共同通信のロングインタビューに応じた。世界選手権3度出場の理華さんを娘に持ち、山本や松生にとってもリンクの母親的な存在。両選手への思いを惜しみなく語った。3回続きで紹介する。(聞き手は吉田学史)
(取材はグランプリ・シリーズ第6戦フィンランディア杯が閉幕した翌日の11月23日にヘルシンキで実施)
―山本選手はGP2試合が終わって、今回はフリーも頑張りました。どう振り返られますか。
「山本選手の場合は本当に毎回ハプニングがあり過ぎて(笑)腰痛から始まり、今回も練習の時に『あっ、うまくいっているな』と思っていたら(フィンランドに)行く日の前の晩から発作みたいにせきがひどくて眠れなくて、病院に行きますっていう。練習じゃなくて病院に行ってからっていうのになって。あらーと思って。そうじゃなくてもギリギリ体力がついてきたかなぐらいだったんで。また、そこで落ちるじゃないですか。寝不足。ちょっと夜、眠れないとか。ちょっとこれはまた体調と相談しながらやらなきゃいけない試合になるなっていう。本当に連れていって最初、大丈夫なのかなと思うぐらいで。でも、検査とかしても別に(人に)うつすやつではなくて、ぜんそくっていう診断だったんで。本人も何とか頑張れるみたいな感じだったんで来ましたけど」


















