フィギュアスケート女子で全日本選手権2連覇の実績があり、9月にアイスダンス挑戦を表明した紀平梨花(トヨタ自動車)が、東京都内でカップルを組む西山真瑚(オリエンタルバイオ)とともに共同通信などのインタビューに応じた。けがに苦しんだ紀平の約3年間の苦悩や結成からデビュー戦となった西日本選手権までの秘話、2030年冬季オリンピックを目指す2人の覚悟をありのままの言葉で語ってもらった。(聞き手・藤原慎也)
―デビュー戦で3位でした。周囲の反響はいかがですか。
紀平「SNS(交流サイト)などでも私たちの演技を見て、驚いてくださる方がたくさんいて、そういったところはすごくうれしかったですし、そういう期待してくださる皆さんに、これからどんどん成長していくところを見せていけたらって思いました」
西山「新チームとしてのデビュー戦であり、梨花ちゃんの3年ぶりの試合復帰戦でした。本当にもう、いろんな意味で、すごく皆さんに期待していただいて、本当にありがたかった。ファンの皆さまにスタンディングオベーションもしていただいて、すごく温かくこのチームを迎えてくれてうれしいなっていう気持ちが一番強くて。ただ、その半面、自分たちがもっと本当はできるんだよっていう部分も見せたかったので、そこはちょっと悔いが残りつつ、でも本当にまずは初戦を終えられてうれしく思っています」





