インタビュー

2025.10.21

【独自】支援続けて20年、目標達成はできていない 高校時代は応援団、人気ない方に熱が入る 木下グループの木下直哉社長インタビュー

木下グループ 木下直哉社長(撮影・三村舞)

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 大会の冠スポンサーにアカデミーの創設など、2006年以降、フィギュアスケートで多岐にわたる支援を続ける木下グループ。その根底にあるのは高校時代、応援団に所属した木下直哉社長(59)の「スポーツから生まれる感動はどんな物語よりも勝る」との信念だ。これまでとこの先の20年、日本フィギュア界に寄せる期待と支援のあり方について内に秘める熱い思いなどを聞いた。(聞き手 藤原慎也)

 ―8月1日に浅田真央さんが主宰する「木下MAOアカデミー」が開校しました。2020年春、京都府宇治市につくった「木下スケートアカデミー」に続く2校目。どんな経緯をたどったんでしょうか。

 「単純に人口を考えて、いずれは東京に開設したいという考えを持っていました。そうしたところ真央ちゃんが今回の構想を持っていたので、一緒にやりましょうと。昨年の終わりくらいから話が進んでいきました。彼女の中でも一から育てたいという思いがあったので、9歳以下という区切りで応募してもらいました。まずは9年後、2034年のオリンピックに輩出するというのが目標ですね」

木下MAOアカデミーで子どもたちを指導する浅田真央さん(左端)=10月9日午後、東京都立川市
藤原 慎也

この記事を書いた人

藤原 慎也 (ふじわら・しんや)

全国紙で5年間の勤務を経て、2014年に入社。名古屋でプロ野球中日を取材。2016年末に東京運動部へ異動し、フィギュアスケート、体操、パラスポーツを担当。だんじり祭りで有名な岸和田市育ち。

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