【プリンスアイスワールド新シーズン直前企画】単独インタビュー②キャプテン10年 PIWの大黒柱・小林宏一さんの過去、現在、そして未来 エンタメ追求の道― 堂本光一さん、高橋大輔さんらから受けた刺激

インタビューに応じた小林宏一さん(撮影:井上将志)

 1978年に始まった日本で最も歴史のあるアイスショー「プリンスアイスワールド(PIW)」が、4月26日から始まる横浜公演(コーセー新横浜スケートセンター)で新シーズンを迎える。テーマは“PIW THE MUSICAL The Best of BROADWAY”。フィギュアスケートとブロードウェイミュージカルの融合を掲げ、2023年から演出家の菅野(すがの)こうめい氏(68)が手がけてきたショーは、ついに「集大成」と位置付ける3年目に入る。
 2023-2024年シーズンはブロードウェイ黄金時代の名曲を中心に「A NEW PROGRESS BROADWAY CLASSICS」と銘打ち、2024-2025年シーズンは「BROADWAY ROCKS!」をテーマにリズミカルな踊りを観客に届けた。最高傑作を目指す最終章へ、どんな思いで臨むのか―。PIWのキャプテンを務める小林宏一(こばやし・ひろかず)さん、PIWとの出会いが人生を変えた中西樹希(なかにし・きき)さん、そしてPIWに変革をもたらした演出家の菅野氏に、たっぷりと語ってもらった。
 第2回は加入して16年、キャプテンを務めて10年という大黒柱の小林宏一さん(39)。PIWと自らの進化、メンバ-を導くために気をつけていること、現役時代や芸能活動の経験とプロスケーターとしての今…。「コバヒロ」の熱い思いが伝わってくるインタビューです。(聞き手 井上将志)

キャプテンを務める小林宏一さん(撮影:井上将志)

初めての試みに戸惑い でも「数段パワーアップしたもの」を見せる

 ―PIWに加入して16年目。キャプテンとして新シーズンに向けた意気込みは。
 「今のメンバーは、男性も女性もスケーティングスキルという部分では歴代でもトップレベルと感じているので、あまり実技部分で言うことはなくなってきたなと感じています。エンターテインメント性とかをもっと追求していって、一人一人のパフォーマンス能力を上げていければ、すごく進化したPIWになるのかなと思っています」
 ―稽古始めの日に「お客さんが聞き覚えのある曲でも、ひと味違ったものを見せていきたい」と語っていた。
 「今回、そこが一番自分の中では難しい挑戦というか、難しいショーになるのかなと思っていて…。今までの45年間で同じ曲や、あれ?何年か前にやった曲だな、とか懐かしく感じる部分はもちろんあったと思いますが、去年使った曲、一昨年使った曲を、構成もあまり変えずに、あくまでもブラッシュアップしてお客さんの前に見せることは初めてで、すごく難しいことだなと僕は思っています」
 「その中でも、見に来てくださるお客さんやファンの皆さまに『あれ、去年、一昨年に見た時よりも、数段パワーアップしたものになっている。3年目のショーはすごくレベルアップした』と思って帰っていただかないといけない。僕も16年間で初めての試みということで、最初は戸惑いもあったのですが、そこでいかに魅せるかに今年は懸かっているかなと思います」

歴史あるPIWだからこその難しさも

 ―感じている難しさとは。
 「初めて見に来てくださったお客さんはもちろんですけども、10年以上PIWを応援してくださっているファンの方たちにとっては、歴史あるPIWで目が慣れてしまっている手前『あれ、これ去年も見た』『去年と同じだ』となってしまったらいけない」
 「さらに、今年は芝居の難しさもあります。セリフなしで、体で一人一人のキャストが表現してお客さんに伝えなければならない。『レミゼ』も2時間以上の大作の映画にもなってますし、アニメにもなってますし、舞台でもやってますし、それを氷の上で10分弱の尺で一人一人がキャラクターを演じて伝える。そこも大きな課題だと思っているので(演出家の菅野)こうめいさんにワークショップをお願いしてしまいました」
 「今までこういった(舞台的な)表現というのは慣れてないせいもあって、恥ずかしいというか、どうしても表現が小さくなってしまう。これは僕も含めてなんですが…。しかも舞台と違って、ほぼ360度のお客さんに伝えていかなければならないので、本番までの時間で詰めていくべきことですね」
 ―ワークショップとは具体的にどういうものか。
 「ミュージカルとか芝居の勉強を全く知らない、言ってみれば初心者なので。でも、メンバーはひとつきっかけをつかめばレベルアップをどんどんしていくと思うので、改めて『レミゼ』を見るなり、自分の役をちゃんと落とし込んでやる、プラス『ここでは、もっとこういう表現をした方がいい』とか『こういう気持ちで』とかを是非ご指導いただけたらと思っていました」

KinKi Kidsの堂本光一さんの舞台『SHOCK』に出演していた当時の小林宏一さん=2001年7月撮影

堂本光一さんの舞台から発見も

 ―小林さんご自身は芸能活動時代の経験で、KinKi Kidsの堂本光一さんの舞台『SHOCK』に立ったこともある。それでも難しさを感じているのか。
 「そうですね。これまで毎年毎年、当たり前のように新しい曲、新しいものに挑戦していたのが、一転して去年、一昨年のものを使うとなった時に、もちろん僕も不安になりました。でも、そんな中で昔の仲間に話したら『逆にすごいことなんだよ!』って言われたんです」
 「(堂本)光一さんの舞台『Endless SHOCK』が昨年末で終わったんですが、僕は2000、2001、2002年に『SHOCK』に出演させていただきました。(2005年から)『Endless SHOCK』になってから、多少新曲とかはありましたが、ほぼ曲やセリフは変わらずに、今回のPIWみたいな感じでやってきたんですね。その話を改めて聞いた時に『そうだ、いけるんだ』『よし、やってやるぞ』って気持ちになれた部分もあります。16年目、キャプテンは10年目でやらせていただいているんですが、自分もまだ未熟な部分もたくさんあるので、そういった人たちから聞いた話や、自分の経験をこのPIWに生かせたらいいなと思っています」
 ―PIWらしさを感じられる部分は。
 「キッズナンバーという子供たちが滑る部分で、昔ながらのPIWが見られるのではないかなと思っています」
 ―加入16年間、キャプテンを務めて10年の中で気持ちに変化は。
 「昔の子と今の子では(メンバーでも)感じることが違ってきているので、多様性というか、自分が昔からやってきたことを伝えるというよりも、今の子に合わせて教えてあげることを考えてやっています」
 ―実行するのは容易ではない。
 「そうなんです、すごく難しくて…(笑) でも本当にみんな個々の力が強くなって、意欲が出てきているので、すごく良いチームだなと思ってます」
 ―年によってメンバーの入れ替わりもある中で、キャプテンとして気をつけてきたことは。
 「みんなが向いている方向は、僕は同じだと思っています。もっともっと公演数を増やしたい、いろんなところを回りたい、と。もちろん真っすぐ突き進んでいく人もいますし、別れ道があったら右を進む人もいれば左を進む人もいる。僕はあえて『こうだよ』っていう道しるべは今は示していないんです。結局みんなが同じ方向に向いていれば、生き方については強制しようと思っていないので」
 ―その境地に達するのはすごいことですね。
 「僕も今でもそうですが、失敗とか『もっと、こうやっておけば良かった』ということがたくさんあるので。昔の経験とPIWでの16年間、プラス、キャプテンでの10年間っていうのは、メンバーだったり、会社の方たちだったりに支えられて、やっとできていること。いつでも初心を忘れずに、という気持ちではやっていますね」

2005年の小林宏一さん

シンクロは絶対に欠かせない演目 PIWの『差』にも注目を

 ―PIWの独自色、魅力とは。
 「やはり、45年の歴史の中で、これだけ群舞の統一感であったり、リハーサルにかけている時間であったりというのは、日本では本当にPIWしかないと思っています。シンクロも、トップスケーターが集まればいい、というものではない。時間をかけてタイミングを合わせ、22人の気持ちが一つにならないと、事故にもつながってしまいます。それを、1カ月というリハーサル期間の中で仕上げて見せる能力というのは、PIWの一番すごいところかなと思っています」
 ―小林さんも最初はシンクロに苦戦したのか。
 「そうですね。最初は滑りの持っていき方や(隊列の)組み方さえ分からない状態だったので、すごく難しかったですね。でも、今はすごく楽しんシンクロもできているので、PIWでは絶対に欠かせない演目だと思っています」
 ―お客さんに注目してもらえたらうれしい部分は。
 「『差』ですかね。すごく魅せるところ、例えば前半にある、男性2人のナンバー。あれはもうスケーティングスキルで『ザ・これがフィギュアスケート!』という2人の息がぴったりなナンバー。これは2年前にやったナンバーなんですけど、より一層磨きがかかった感じになっています」
 「と思ったら、後半にあるキッズナンバーのコミカルなシーンでは、おふざけではないんですけど、ちょっと笑いが起きるような感じのナンバーがあったり。女性ナンバーのセクシーさもあり、すごく落差があるショーになっていると思います」

「滑走屋」「氷艶」からも刺激 『負けていられない』

 ―小林さんが最初にPIWを見たのは。
 「小学生の頃、それこそ佐野稔さんであったり、松村充さんであったり、そういう方々のショーを見てすごく面白かったなという記憶があります。今のPIWとはまた違った面白さですね。今でも勉強になるところもありますし、そういう意味でも今年は私は全てが詰まっているショーになっていると思います」
 ―キャプテンの重責を担いつつ、個人のスキルアップにも励んでいる。
 「実技、スケーティングの部分も、まだまだアップしなければいけない。それに加えて、芝居、パフォーマンス、お客さんへのアピールというのを、もっともっとレベルアップしていきたいなと思っていますね。ジャンプとか実技は、年を重ねていくうちに落ちていくのは仕方ない。でも、お客さんを楽しませる、芝居で魅せる、という能力は、これからもレベルアップできると思っているので。そこは年下の子たちにも負けないようにしたいと思っています」
 ―他のアイスショーを見ることは。
 「今年の高橋大輔くんの滑走屋は見に行けなかったのですが、去年の福岡公演や(浅田)真央ちゃんのショー、去年の氷艶は見に行きました。『すごいなぁ』と思いましたね。特に氷艶では(島田)高志郎君や友野(一希)君の芝居力に驚かされましたね。『え、やったことないでしょ?』って。横浜アリーナという大きな会場で、あそこまで全力でできるのは、なかなかすごい。そこに関しては、ちょっと負けていられないなって思いました」
 「今年はセリフがない分、芝居だけで魅せなきゃいけない部分では、すごく難しい年にはなると思うんですけど、そこをもっともっと上げていければ、素晴らしいショーになるのかなと思っています。ショーが増えることはいいことでもあり、でもPIWももっと頑張らないと、と思っています」
 ―相乗効果を生み出せたらいい。
 「そうですね。だからこそ、これはPIWにしかない、PIWにしかできない、というショーを作っていければなと思っています。決して新しいもの、挑戦だけを追い求めるわけではなく、パフォーマンスの部分でこれはPIWに勝てない、と言わせたいですね」
 ―観客からの反応、言葉でうれしかったことは。
 「去年のROCKSで感じたのは、最後の『タイムワープ』という曲で、お客さんの反応を見て『うわ、いいな』って感じる部分がありましたね。そこが唯一、僕たちのパフォーマンスを生で見たお客さんの生の声が聞ける場所。今までにないぐらい、すごくお客さんが盛り上がっていたと思います。そもそも、お客さんが立ち上がって僕たちの振りを一緒にやっている、というのが今まで16年やってきた中で初めてのことだったので、そこはすごく成長したというか、何段も階段を上れたなと感じたところではあります」

プロスケーターはゼロからの再出発 大きかった芸能界の経験

 ―現役時代の経験でプロスケーターとして生かせているものは。
 「正直、僕は現役の試合と今やっているアイスショーは、全く別物と考えています。現役選手からショーに変わった時に、残るのはスケートだけ。エンターテインメント性とかパフォーマンスは、またゼロからだと思っています。自分との戦いだったのが、1人でも多くのお客さんに楽しんでもらいたい―に変わる。大きな違いですよね。自分が良くても、お客さんが『あれ?』となってしまったら、そこでエンターテイナーとしては終わってしまう。ジャンプが跳べればいいとか、きれいに滑ればいいとか、だけでなく、それをお客さんに対してのパフォーマンスに変えていかなければならないので。そこは、もう別の世界だと僕は思っていますね」
 ―そういう考えには比較的早くたどり着けたのか。
 「そうですね。僕はもう結構早い段階で、こういうもんだって思って、それこそ芸能界の経験がすごく大きかった。でも、そうは言っても、芸能界での活動の時はそんな気持ちでやってなかったんですよ(笑) スケートがメインだったんで。KinKi Kidsさんのバッグで踊らせてもらったり、ドーム公演とかに出させてもらったりしたんですが、その時はあまり何も考えずにいたので」
 「ただ、(当時の事務所を)やめてから『すごい世界にいたんだな』というふうに実感したこともありましたし、やっぱり彼らは、全く右も左も分からず、何もないとこからスターになっていく。僕たちに置き換えた時に、まず僕たちはスケートという武器があるので、それ以外の足りない部分を埋めていければ、と考えました。氷の上でそういうことをできる人は少ないと思うので、具現化できたら、もっともっとショーの世界も盛り上がるんじゃないかなと思っています」
 ―アイデアがどんどん湧いてきそうですね。
 「あります! ありますね」
 ―当時の経験が、時間を経て大きな財産に感じられている。
 「そうですね。僕は小6から芸能界に入って、それこそよく分からない世界だったので、分からないまま終わってしまって、そのままPIWに入ったんですけど『いや待てよ、すごいところにいたんだな』と考えるようになってから変わりましたね。一気に180度」
 「それこそ、1年目、2年目は『やりたいことをやりたい』みたいな感じでやっていた時期もありました。お客さまを楽しませなければ、という思いはもちろん1年目からあったんですが、6年目からキャプテンをやるようになって、もっと周りを見て、年下の子たちがいかにその気持ち良くショーでパフォーマンスできるか、ということも考えるようになりました」

冬季国体の成年男子で2位となった小林宏一のフリー=2009年1月、三沢アイスアリーナ

やり過ぎから引き算すればいい

 ―フロアでの稽古を見ていて、演出家の意図をすぐに理解してメンバーに分かりやすく伝える姿が印象的だった。
 「今回のナンバーをいただいた時に、とにかく全力でやる、ふざけていると思われても、まずは全力でやって、そこから(演出家の)こうめいさんが『やり過ぎ』と指摘すれば引き算でやっていく、と考えました。最初は恥ずかしいですよ、僕でも。正解なのか分からないことを全力でやると、笑われるんじゃないかとか。でも、そんなことを気にしていたら、幕が開いたら事故映像になってしまう。なので、できるだけ振り切って、駄目なところはカットしていけばいいんです。僕もみんなの一人一人の芝居をダメ出しできる立場ではないので、それこそ自分の経験を伝える。自分の感じ取ったものを全力でやろう、と」
 「でも、これがすごく難しいですよね。僕も舞台の経験をした時に、言った通りにやっても駄目と言われることがあったし、言われたことと違うことをやったのに『それいいね』と指摘されたこともありました。舞台や芝居の世界では、そういうことが結構あるんですよね。なので、まずは全力でやって。違ったら演出家に判断してもらう。笑われようが何しようが、やっていかないと、見えるものも見えてこないですから」
 ―その舞台の経験とは。
 「2、3年前ですね。今は活動できてないんですが『REBEL BLADE(レベルブレード)』というPIW男性グループの7人だけでショーをしたことがありまして、それをたまたま見に来ていた舞台の監督さんが『ちょっとやってみない?』と誘ってくださいました。最初は『え、舞台? セリフ覚えなきゃいけないじゃん』と…。僕は本当にセリフが苦手で(苦笑) でも『初めての人にそんなセリフはないだろう』と言われて、まあそうかなと受けたら、セリフが山のようにある…(笑) 掛け合いもすごいある。全然覚えられないし、1行覚えるのに1週間かかるんですよ。でも、一応全部取りこぼしなく芝居して何とか9回公演を乗り切ったんですね」
 「今回キッズナンバーの『くー、この眺め』ってセリフがあるんですけど、それすらも一生覚えられないですから(笑) ずっと2年目の(佐藤)由基に『何だっけ?』って聞いて『眺めです!』って教えてもらってますから(爆笑) でもすごく、今回やっていて面白いですし、やりがいも感じているので、今までのPIWで表現していなかった小林宏一をお見せできるかなと思っています」

フロア練習で指示を出す小林宏一さん(撮影:井上将志)

Profile

 小林宏一(こばやし・ひろかず) 豪快なジャンプにセンス抜群の踊り、観客の視線を自然と集めるスター性を兼ね備え「コバヒロ」の愛称で親しまれる。フィギュア選手だった祖父は全日本選手権2位の実績を残した。3歳で品川プリンスクラブに通い始め、小学6年生の時に母が「踊りがうまくなればフィギュアに役立つ」と芸能事務所に応募。芸能活動と並行しながら2003年世界ジュニア選手権の代表に入った。2004年のNHK杯でグランプリ(GP)シリーズ初出場。2009-2010年シーズン限りで現役を引退後は、PIWに活躍の場を移した。1985年6月29日生まれの39歳。東京都出身。


第1回演出家菅野こうめいさん編はこちら
①演出家・菅野こうめい氏が明かす「進化」の舞台裏 
 「最終章」の見どころは? 注目のスケーターは? 
 驚かされた元世界王者とは?

公演概要

【公演名】プリンスアイスワールド2025-2026 PIW THE MUSICAL ~The Best of BROADWAY~ 横浜公演
【会 場】KOSÉ新横浜スケートセンター(所在地:神奈川県横浜市港北区新横浜2-11)
【日 程】2025年4月26日(土)・27日(日)・29日(火・祝)・30日(水)※4日間8公演
【時 間】 1回目11:30~14:00 / 2回目 16:00~18:30(開場は開演1時間前)
【出演者】プリンスアイスワールドチーム
     ゲストスケーター:荒川静香、村元哉中&高橋大輔、織田信成
              田中刑事、樋口新葉、鍵山優真
              [4/26・27出演] 友野一希、中田璃士
              [4/29・30出演] 佐藤駿、三浦佳生
     Daily Musical Stars:[4/26出演] 笹本玲奈  [4/27出演] 小南満佑子
               [4/29出演] 田代万里生 [4/30出演] ウエンツ瑛士

チケットなどの情報は、PIW2025-2026特設サイトへ

https://www.piw-official.com/
井上 将志

この記事を書いた人

井上 将志 (いのうえ・まさし)

2003年共同通信入社。名古屋でプロ野球中日、フィギュアスケート、本社運動部でフィギュア、体操、東京五輪組織委員会を中心に担当。五輪は10年バンクーバーから夏冬計7大会を取材した。ジュネーブ支局時代は欧州を中心に世界各地をカバー。東京都出身。