フィギュアスケート男子の山本草太と女子の山下真瑚(ともに中京大)が29日、愛知県豊田市の中京大で共同通信の取材に応じた。山本はミラノ・コルティナ冬季オリンピックのシーズンでフリーの4回転ジャンプについて、フリップを含む3種類計4度入れる構成にすることを明らかにした。既にショートプログラム(SP)、フリーともに振り付けが終わっており、7月にシーズン初戦として予定している「名古屋市スケート競技会 みなとアクルス杯」で初披露する意向。「すごくいいスタートダッシュは切れていると思う」と手応えを口にした。
オリンピックのプレシーズンで苦戦していた4回転フリップについては「つかめてきている。徐々にレベルアップできている感触がある」と明るい表情で話した。「(初の代表入りがかかる)オリンピックに向けて戦える楽しさを胸に、全力でシーズンを戦っていきたいと思っている。今はこの挑戦がすごく楽しみ」と充実した表情を浮かべた。
山下はオリンピックのシーズンに演じるSPについて「爽やかな系の曲」、フリーについて「かっこよさもありながら深い曲」と曲調を説明した。

