フィギュアスケートのアイスダンスでフィンランド代表の折原裕香(25)が25日までに共同通信の取材に応じ、来年2月のミラノ・コルティナ冬季オリンピック出場に必要なフィンランド国籍への変更について、最終決定はオリンピック直前に下される見通しを明らかにした。取得に向けて同国スケート協会が動いているという。一部メディアによる「市民権を得られずオリンピックに出場できない」との報道を否定した。
折原は「国籍取得が難しい状況には変わりません」とした上で「もともと私はオリンピックだけに焦点を置いてきたわけではないので、行けるかどうかが自分にとって全てではありません。行けなかったことで何かが変わるわけでもありません。周りの方々がとても熱心に話題にしてくださるので、自分以上に周りが盛り上がっているようにも感じます。私は自分の道を大切に歩んでいきたいと思っています」とコメントした。
2019年にユホ・ピリネンと組み始めた当初から、オリンピックに出場できない可能性は話し合ってきたという。今年3月の世界選手権で14位となり、フィンランドが五輪出場枠を二つ獲得することに貢献した。
アイスダンスの折原裕香、フィンランド国籍取得可否はオリンピック直前に判明の見通し 「ミラノ出場できず」の一部報道否定
