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2025.09.12

鍵山優真「焦らず一歩一歩」 左足首痛抱え国際大会初戦 ロンバルディア杯

 公式練習で父の正和コーチ(手前右)と話すフィギュアスケート男子の鍵山優真=11日、ベルガモ(共同)

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 【ベルガモ(イタリア)共同】フィギュアスケート男子で昨季世界選手権3位の鍵山優真(かぎやま・ゆうま)(オリエンタルバイオ・中京大)が11日、イタリアのベルガモで取材に応じ、12~14日のチャレンジャー・シリーズ(CS)ロンバルディア杯に左足首痛を抱えて出場すると明らかにした。ジャンプの難度を下げざるを得ない状況ながら「焦らず、一歩一歩、目の前の課題や目標をクリアしていく」と前向きに話した。

 8月前半の国内大会後にオフを取り、練習を再開した際に違和感を覚えたという。「すぐ治るかなと思っていたが、なかなか痛みが引かなかった」。骨に異常はなかったものの、神経に負担がかかって慢性的な痛みが出ているとの診断だった。

 4回転ジャンプは左足を氷に突いて跳ぶトーループが跳べず、高難度のフリップも「まだ(得意な)サルコーなどと同じくらいの自信があるかと言われたら、そうでもない」と回避する。2022年に左足首を故障した際は復帰に時間を要しただけに、あくまで慎重な日本のエース。ミラノ・コルティナ冬季五輪シーズンの国際大会初戦で世界王者イリア・マリニン(米国)らとの争いに注目が集まる中「まだ他の選手に対しての意識はつくれていない」と自らに集中している。

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