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2025.10.03

アイスダンスの派遣基準点を引き下げ 最低技術点85点に、12月のゴールデンスピン

クリス・リード杯 櫛田 育良 島田 高志郎

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 日本スケート連盟は2日、フィギュアスケートのゴールデンスピン(12月3~6日・ザグレブ)へのアイスダンスの派遣基準点を修正した。全日本選手権の予選会(11月1~3日・大津市)において、リズムダンスとフリーの技術点の合計(最低技術点)を98点としていたが、85点に引き下げた。派遣基準点を上回った対象の最上位組を派遣する。

 来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪のアイスダンスで、日本は個人出場枠がないが、団体での出場の可能性が高い。五輪出場には国際スケート連盟が公認する国際大会で今回の派遣基準点と同じ85点を取ることが必要で、日本代表の選考対象となるにはゴールデンスピンが取得のラストチャンスになる。

 「うたまさ」こと吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)は既に最低技術点を持っており、派遣の対象外となる。予選会には今季カップルを結成した「りかしん」こと紀平梨花(トヨタ自動車)西山真瑚(オリエンタルバイオ)組、「いくこう」こと櫛田育良(木下アカデミー)島田高志郎(木下グループ)組が出場の意向を示している。

フィギュアスケートのアイスダンス挑戦を表明した紀平梨花(左)とパートナーの西山真瑚(ボーディングブリッジ提供)
藤原 慎也

この記事を書いた人

藤原 慎也 (ふじわら・しんや)

全国紙で5年間の勤務を経て、2014年に入社。名古屋でプロ野球中日を取材。2016年末に東京運動部へ異動し、フィギュアスケート、体操、パラスポーツを担当。だんじり祭りで有名な岸和田市育ち。

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