8日に閉幕したフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯で佐藤駿(さとう・しゅん)(エームサービス・明大)が日本男子では一番乗りでシリーズ上位6人によるGPファイナル(12月・名古屋)進出を決めた。3枠のミラノ・コルティナ冬季五輪代表争いでライバルが出遅れる中、第2戦優勝に続く表彰台で初切符に前進した。
フリーは「練習を含めて一番良かった」と自賛する演技だった。4回転ジャンプで大技のルッツと2度のトーループを鮮やかに成功。優勝の鍵山優真(かぎやま・ゆうま)(オリエンタルバイオ・中京大)に合計得点で1・53点差と迫った。
意識改革が好調の要因だ。昨季はGP初優勝、世界選手権初出場と躍進した一方で、全日本選手権は7位と波があった。転機は元世界王者、宇野昌磨(うの・しょうま)さんから授かった「自分の中で説明できる失敗をしよう」との言葉。がむしゃらに練習するだけが正解ではない。課題のジャンプやスピンを個別に修正。6月の右足首故障後は練習量が3分の1に減ったが「質」を向上させて「自信をつけた状態」で試合に臨めた。
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