フィギュアスケートのミラノ・コルティナ冬季オリンピック代表最終選考会を兼ねる全日本選手権は19日、東京・国立代々木競技場で開幕し、男子ショートプログラム(SP)で大島光翔(富士薬品)は73.47点をマークし、人によるフリーに進出した。
大島の演技後のコメントは次の通り。
―演技を振り返って。
「会場の皆さまのおかげで、本当に最後まで気持ち良く滑り切ることができました。6分間練習まですごく楽な気持ちで、自分のいつも通りのパフォーマンスができていたんですけど、6分間練習が終わって、自分の出番が来るまでの間にすごい緊張感が高まって、自分の中ですごくガチガチな演技だったと思うんですけど。思いっ切り攻めることができたと言い切れるほどの演技ではなかったですが、でも丁寧に落ち着いて滑り切ることができたので、そこは良かったなっていうふうに思います」
―赤の勝負色で決めてきましたが。
「本当に僕は赤が好きで、今回は真っ赤でいこうと思って。いつか全日本で着ようと思ってスーツを買っていて。何年か温めていましたが、今年はやっぱり五輪シーズンで一番盛り上がるということもあって、一番目立ってやろうかなと思って今回おろしました」
―終わった瞬間、お父さまもガッツポーズでしたけど、最初に何と言われましたか。
「本当に父親も僕と同じで、たぶん6年連続6回目の全日本だったと思うので『毎年この会場にこの場に連れてきてくれてありがとう』っていうふうな言葉を言ってもらえて、それで送り出してもらいました」
―改めて今回の全日本はどんな思いで、どんなものを見せたいか。
「4年に1度の五輪で、ここまで大きい会場で滑れる機会っていうのは本当になかなかないこと。オリンピック代表争いということもあって、すごい緊張感のある試合だと思うんですけれど、その中でも自分は自分らしく、自分が主役だと思って、今日も明日も滑り切りたいと思って今回臨んでいます」
―ミスのない演技でした。
「本当に6回目の全日本で初めてショートプログラムがノーミスでできたので、苦手意識っていうのもやっぱりあった中での演技だったので、そこは一つ、自分でも成長できたんじゃないかなっていうふうに思っています」










