フィギュアスケートのミラノ・コルティナ冬季五輪代表最終選考会を兼ねる全日本選手権第2日は20日、東京・国立代々木競技場で行われ、代表2枠のペアのショートプログラム(SP)は三浦璃来(みうら・りく)、木原龍一(きはら・りゅういち)組(木下グループ)が84・91点で首位に立った。長岡柚奈(ながおか・ゆな)、森口澄士(もりぐち・すみただ)組(木下アカデミー)が2位。
〇…愛称「りくりゅう」の三浦、木原組がアクシデントを乗り越えた。SP直前の6分間練習で三浦が左肩を脱臼。木原は「心臓が止まるかと思った」と動揺したが、トレーナーが即座に処置。リフトなどは痛みを悪化させないように木原が対応し、三浦は「みんなのおかげで滑り切れた」と安堵(あんど)の涙をこぼした。
同様の事態に見舞われた昨年のGPファイナルで精彩を欠いただけに「大きな成長」と三浦。国際スケート連盟(ISU)非公認ながら自己ベストを4点近く上回る高得点を出し、木原は「強い気持ちを持って、自分たちがやってきたことにフォーカスしてできた」とパートナーをたたえた。











