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2025.12.20

三浦璃来、演技直前に肩脱臼 アクシデント乗り越え涙 全日本フィギュア・ペアSP

 ペア・SPの演技を終え、泣き出す三浦璃来(左)を見つめる木原龍一=国立代々木競技場

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 フィギュアスケートのミラノ・コルティナ冬季五輪代表最終選考会を兼ねる全日本選手権第2日は20日、東京・国立代々木競技場で行われ、代表2枠のペアのショートプログラム(SP)は三浦璃来(みうら・りく)、木原龍一(きはら・りゅういち)組(木下グループ)が84・91点で首位に立った。長岡柚奈(ながおか・ゆな)、森口澄士(もりぐち・すみただ)組(木下アカデミー)が2位。

 〇…愛称「りくりゅう」の三浦、木原組がアクシデントを乗り越えた。SP直前の6分間練習で三浦が左肩を脱臼。木原は「心臓が止まるかと思った」と動揺したが、トレーナーが即座に処置。リフトなどは痛みを悪化させないように木原が対応し、三浦は「みんなのおかげで滑り切れた」と安堵(あんど)の涙をこぼした。

 同様の事態に見舞われた昨年のGPファイナルで精彩を欠いただけに「大きな成長」と三浦。国際スケート連盟(ISU)非公認ながら自己ベストを4点近く上回る高得点を出し、木原は「強い気持ちを持って、自分たちがやってきたことにフォーカスしてできた」とパートナーをたたえた。

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