年齢制限でミラノ・コルティナ冬季五輪に出られず、満を持してシニアデビューを果たした島田麻央が国際大会初戦で強心臓ぶりを見せた。フリー冒頭のトリプルアクセル(3回転半)だけでなく、高難度の4回転トーループも成功させる勝負強さで逆転し「ロシアの選手が出てきた中で、いい演技ができての優勝。うれしさが増している」と満面の笑みを浮かべた。
4回転トーループはジュニア時代、何度も転倒し「このまま続けてもミスして負けてしまうかも。やめようと思った時もあった」。挑む選手が周りにいない中、こだわり続けた大技。いつか訪れるロシア勢の国際舞台復帰に備え「絶対に跳ばなきゃいけない」と諦めなかったことが結実した。
SPでやや回転不足だった3回転半は跳び方を修正して高い出来栄えの加点を引き出し、スピンとステップでは最高難度レベル4を獲得。技術点も演技点もロシア勢を抑えてトップだった。イグナトワ(旧姓トルソワ)が決めた4回転ルッツの習得も目指しており「4回転への思いが強くなった。見ていたら、できそうだなという気持ちになってきた」とさらなる高みを見据えた。(品川)











