フィギュアスケートの世界選手権(26日開幕・米ボストン)に出場する坂本花織(さかもと・かおり)、男子の壷井達也(つぼい・たつや)(ともにシスメックス)が6日、拠点とする神戸市内のリンクで練習を報道陣に公開し、女子で史上5人目の4連覇に挑む坂本は「過去の自分に勝たないと駄目。これまで4連覇に意識を向けずにやってきたが、優勝を目指して強い気持ちでいきたい」と語った。
2位に終わった2月の冬季アジア大会後にステップの動きを見直すなど、フリーの「内容を濃くした」と言う。ジャンプに不安定さが残っているが「今は特訓中。反復練習をあと2週間続ければ(本番での)自信につながる」と焦りはない。
同選手権の順位が来年のミラノ・コルティナ冬季五輪出場枠数に直結する。日本勢は男女とも上位2人の順位合計「13」以内が条件となる最大3枠の確保を目指す。坂本は「しっかりと3枠を取る」、壷井は「自己ベストの得点を出して、8位以内に入りたい」と抱負を述べた。