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2025.11.05

GP初戦でV、取り組んだこと「全て達成できた」 妻のミーガンさんが支える、りくりゅうの自信 ファンの質問に回答、過酷な仕事の鍵は「睡眠」 【名将ブルーノの目・第3回GPフランス大会】

フランス大会 取材に応じるブルーノ マルコットコーチ=アンジェ(撮影:松田優)

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 フィギュアスケートのペアで世界選手権覇者としてミラノ・コルティナ冬季オリンピックのシーズンを迎えた三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)。メインコーチのブルーノ・マルコット氏のインタビュー連載の第3回はフランスのアンジェで行われたグランプリ(GP)シリーズ第1戦、フランス大会を取り上げます。ショートプログラム(SP)とフリーの合計219・15点で優勝した一戦について分析してもらい、ファンから集まった質問にも快く応じてもらいました。

 ―今大会を振り返っていかがですか。2位になったカナダの元世界チャンピオンペアに対して20点以上の差をつけた圧勝でした。

 「ドイツのオーベルストドルフで行われたネーベルホルン杯の後はフリーの中盤部分に集中して取り組むことが焦点でした。木下グループ杯とネーベルホルン杯ではその(中盤の)部分で多くの問題が起きていたからです。フランスに来る前にトレーニング計画を少し変更し、その部分にさらに重点を置いて練習しました。そしてそれが実を結んだと思います。私たちが本当に集中して取り組んだことが、今週に全て達成できたことが良い点だと思います。それが本当にポジティブなことですね」

フランス大会のペアで優勝した三浦璃来(右)、木原龍一組=アンジェ(共同)
吉田 学史

この記事を書いた人

吉田 学史 (よしだ・たかふみ)

2006年共同通信入社。仙台などの支社局で警察や行政を担当し、12年から大阪運動部でスポーツ取材を始めた。2014年12月に本社運動部へ異動して水泳、テニス、フィギュアスケートを担当し、五輪は2016年から夏冬計4大会を取材した。2022年4月からジュネーブ支局で国際オリンピック委員会や五輪の準備状況を追う。東京都出身。

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