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2025.09.17

中井亜美「(トリプルアクセルは)次のグランプリシリーズで着氷できたら」【CSロンバルディア杯帰国】

ロンバルディア杯で獲得したトロフィーを持ち、ポーズをとる2位に入った中井亜美=15日

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 ー素晴らしいシニア国際大会でした。
 「まさか表彰台に乗ると思っていなくて、最初にメンツを見たときに相当レベルが高いなというふうに思っていたので、その中で高得点を取れて2位という結果をもらえたのはすごくいい経験だし、初戦からこの形はすごく良かったかなと思います」

 ー実際、シニアに混ざって国際大会に出て、200最初から超えていくって思っていましたか?
 「いや、全然思っていなくて。良くて190出るかなぐらいで、思ったよりPCSも出たし、上の技術点も結構取れてたので、その結果200点超えたかなという感じです」

 ー見てるこっちからすると、3A(トリプルアクセル)が入ったらどれくらいまでいくんだろうみたいな感じですが、自分の中でどう思いますか?
 「そうですね、3A降りていたら140超えてたし、もっと点数伸びたのかなというふうに思うんですけど、まだ初戦なので次のグランプリシリーズで着氷できたらいいんじゃないかなと今は捉えています」

 ー目標で一つのオリンピックというのがある中で、イタリアの地でああいう成績が出たというのは、自分の中ではどうですか?
 「206取れたんですけど、まだ戦えるくらいの点数をもうちょっと出さないといけないと思うので、まだまだここがスタートかなというふうに今は思っています」

 ー自分の中でどれくらいを代表争いで残っていくために出していかなければならないと思いますか。
 「220は必要かなというふうに思っているんですけど、まだそこぐらいに行くにはPCSが、やっぱり出た方ではあるんですけど、他の選手と比べたらまだ低いところもあるので、そこは改善するべきかなと思います」

 ーショートプログラムからトリプルアクセルを入れてということで。
 「そうですね」

 ー実際トリプルアクセルの感覚はどうですか。
 「サマーカップの時よりは確率が若干落ちていて、サマーカップが一番良かったは良かったので、どうしても波がまだある状況なので、でも6分間とかで着氷できていたので、悪い状況からしっかり良い方向に持っていくという経験ができたのが、今回良かったと思います」

 ーグランプリも迫ってきて、なじみある住吉さんもそうだし、坂本さんも入ってくるしというなかなかいきなり強いメンツだと思うんですけど、そこはどうですか。
 「結構強烈なメンバーだと思うんですけど、あんまりそのメンバーに対して勝ちたいとかどうこうっていうのはあんまり今は思ってなくて、ただ自分の演技に集中して自分がやりたいことをやって、その後に結果がついてくればいいと思っているんですけど。もちろん強いメンバーがそろっているんですけど、それも楽しみに捉えられたらいいなと思います」

ロンバルディア杯で獲得したトロフィーを持ち、ポーズをとる優勝した住吉りをん(左)と2位に入った中井亜美=15日

 ージュニアも国際大会いっぱい出てこられたと思うんですけど、今回シニアで出ているのと何か違いだったり、周りの雰囲気だったり、試合のレベルだったり、どういったものを感じましたか?
 「ずっと今までは同い年の子だったりと同じ試合に出てたので、すごく会話とかも結構、同世代の子と楽しく話してる感じだったんですけど。今回はやっぱり全員が年上の方達で、オーラだったり、6分間滑っていても、皆さんすごい背が高かったりするので、まだなじめていないなという感じは少しありました」

 ーちょっと圧倒される部分はあるんですか?
 「そうですね。アリサ・リュウ選手だったりは、ウォーミングアップもすごく楽しそうにやってますし、練習もすごく楽しそうなのがいいなというふうには見てて思いました」

 ー会話とかはするんですか。
 「一緒に写真撮ってもらったり、自分が英語あんまりしゃべれないので、(松生)理乃ちゃんとかと一緒にしゃべったりみたいなのがありました」

 ーシニアの中は、6練とかからやっぱり違ってくるもんなんですかね?
 「そうですね、やっぱり雰囲気が結構ジュニアと違くて、みんな落ち着いている中でも、若干ピリピリしてるのがあるのかなっていうのは、ちょっと感じました」

 ー気後れとかはせずに、大丈夫でしたか?
 「意外とそういう感じではなくて、結構自分に集中できていたので、あのぐらいの演技ができたかなという感じです」

 ープログラムの観客の反応はいかがでしたか?オリンピックも控えているイタリアで実際に2つ滑ってみて。
 「ショートの曲がまずイタリアの曲なので、それはすごく盛り上がったし、皆さんの手拍子だったり、歓声をすごくいただけたので、そこはすごく滑っていても楽しかったし、温かく応援してくださったので、すごく楽しく滑れました」

 ーフリーはどうでしたか?
 「フリーは洋楽の曲なので、きれいに滑っていたので、歓声はもちろん聞こえましたし、最後のジャンプを降りた後もたくさんの拍手をいただけたので、すごくうれしかった気持ちがあります」

 ー中庭先生からは大会を通じてどういった評価をもらいましたか。
 「アクセルの調子が良くなかった状況だったので、先生にはトリプルアクセルはプラスアルファというふうに言っていただけたので、そのおかげで他のジャンプに集中することができたので、そこはすごく今回の試合で学べたし、アクセル転倒してしまっても他のジャンプをまとめれば、あのくらいの点数が出るというのを今回学べたので、他のジャンプをしっかりまとめるのが大事というのを学びました」

 ー楽しみですね。そこがプラスになれば、もっとね。
 「そうですね。アクセルが降りれれば、もっと点数は出てくると思います」

 ー鮮烈な…「これぞ中井亜美」みたいな…国際大会でしっかり残せた。
 「もっと全然下の順位かなと思ってたので、思ったより上でびっくりしました」

 ーずいぶん謙虚ですね。
 「自分でもびっくりです、まだ」

 ー故障とか、腰は大丈夫ですか?
 「腰は大丈夫です。全然」

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