フィギュアスケートのミラノ・コルティナ冬季五輪代表最終選考会を兼ねる全日本選手権第2日は20日、東京・国立代々木競技場で行われ、男子は22歳の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)が合計287・95点で2年連続2度目の優勝を果たして五輪代表に決まった。フリーでトップの佐藤駿(エームサービス・明大)が合計276・75点でSP5位から2位に食い込み、今月のグランプリ(GP)ファイナル3位に続く好成績。SPから一つ下げて3位の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)とともに初めて表彰台に立ち、初代表を確実にした。
上位男子選手3人の会見のコメントは以下の通り。
鍵山が遅れ、佐藤、三浦だけでスタート
―大会の感想は。
佐藤「今大会は本当に懸ける思いがすごい強かったので、初めて全日本の表彰台に立てて本当にうれしいですし、苦しいシーズンの始まりではあったんですけど、ここまで頑張ってきて本当に良かったと今は思っています」
三浦「最初は全然、実感が湧かなかったんですけど、後から3人で表彰式をしたりして実感が湧いてきました。全日本で僕、表彰台に乗ったことがなかったので、これだけのカメラの前にいて自分としては実感が湧いてくる瞬間です」
―幼少から切磋琢磨した3人で表彰台に。
佐藤「いまは夢のようだなというふうに思っている。3人で表彰台に乗りたいねという話はずっとしていて、かなってうれしかったです。実感が湧いてきてすごいこみ上げてきた」
三浦「本当にこの2人がいなかったら自分はここまで来られていないといっても過言でないくらい2人の存在は大きいですし、3人でさっき話し合いましたけど、こんな漫画みたいな局面があるんだなっていうくらい3人での表彰台は特別。個人としても初めて表彰台に乗って、個人としてもうれしいですけど、それをこの2人と一緒に乗れるということでさらに特別感が増した。本当にスケート人生で一生忘れない一日ですね」
―佐藤選手。表彰式でこみ上げたのは3人だったからか、お客さんの影響か、実感が湧いたからか。
佐藤「正直に言うと全部ですけど。一番はやはり3人で乗れたというのがすごい大きかったですし、観客の皆さんの声援もすごく温かかったので感動しましたし、自分もようやくこの全日本で表彰台に乗ることができてうれしかった」
鍵山も参加
鍵山「今日のパフォーマンスは、まだまだ弱いなっていうのが率直な感想でした。大事な局面でしっかりと自分の全力を発揮できなかったというところはすごくやっぱり悔しくて、すごくもったいないミスをしてしまったので、そこがすごく反省していますけれども、本大会を通して得られたものっていうのも何個かあって、自信のつけ方だったりとか気持ちの持っていき方だったりとか、出来たものに関しては、加点もしっかりともらえていたので、そこは引き続き自分の強みとしていけるようにもっともっと頑張りたいなというふうに思いました」











