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2026.04.27

スポーツ強豪校の母校を訪れた佐藤駿 県知事とも面会、大宮のすごく場所は? 【埼玉栄高と県庁を訪問】

埼玉県庁を訪問した佐藤駿=4月27日

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  フィギュアスケート男子の佐藤駿(エームサービス・明大)が27日、母校の埼玉栄高(さいたま市)を訪れ、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックで獲得した団体銀メダル、個人銅メダルの報告会を行った。来季に向け「全部の大会で優勝する気持ちで。メダルの色を変えることを目標に頑張りたい」と気持ちを新たにした。その後、埼玉県庁も訪問し、大野元裕知事と面会した。

 埼玉栄高では約2800人の在校生を前に体育館で報告会を実施する予定だったが、雨の影響で放送室から各教室に映像と音声を流す形になった。

 報告会後の囲み取材は以下の通り。

 ―卒業された学校に久々に来られていかがでしたか。

 「本当にうれしく思っていますし、ただ雰囲気とかは全く変わってなくてホッとしました」

 ―懐かしいなっていう感じ。

 「そうですね。4年間、この学校で過ごしてきたので、懐かしいなっていう感じもすごいありましたし、久しぶりに帰って来れたなっていう感じです」

 ―一番の思い出みたいなのってありますか?

 「こっちに来てからスケートに打ち込むことが多くて、なかなか学校に来れる機会が少なかったんですけど、その中でもたくさんの先生方に応援していただいたりとか、友達からも応援していただいたことがすごく自分の中では記憶に残っています」

 ―佐藤選手の人生の中で、ここの学校の存在っていうのはすごい大きな存在ですか。

 「そうですね。僕にとって本当に人生の転換期の一つだなというふうに思っていますし、埼玉栄高校に入ってから、自分のスケート人生としてもすごい伸びてきた感じだったので、本当に埼玉栄中学高等学校に入ることができて良かったなと改めて感じています」

 ―(最近の)オフの過ごし方は。

 「ありがたいことに忙しくスケジュールがあって、本当にうれしいなというふうに思っているんですけど、これからもうすぐにシーズンは迫ってくると思うので、またオフシーズンに自分のやりたいこともたくさんあるので、そこをしっかりとやってきて、新たなことに挑戦していけるように頑張っていきたいなというふうに思っています」

 ―鍵山選手が全休発表されて、現状は一番手といえば佐藤選手になった。

母校の埼玉栄高でミラノ・コルティナ冬季五輪の報告をするフィギュアスケート男子の佐藤駿=27日、さいたま市

 
 「やはり今までは鍵山選手を追いかけてスケートを続けてきたんですけど、それがなくなってしまうので、少し寂しい部分もありますし、自分にとっても難しさというのはおそらく感じるとは思うんですけど、その中でも頑張っていかなければならないというふうに思いますし、逆に新たな風というか、中田(璃士)選手が入ってきて、男子シングルが大きく変わってくるというふうに思うので、その中で自分もしっかりと貢献していけるように頑張っていきたいなと思います」

 ―優勝したいという部分に関しては。

 「先シーズンやはりメダルを獲得することはできたんですけど、3位と2位で。やはり優勝というものが(あまり)ないなというふうに自分にとって感じているので、そこを一番の目標として、このメダルの色を変えるということを目標として頑張っていきたいなというふうに思っています」

 ―そこは貪欲に取りに行く。

 「そうですね。来シーズン、本当にそこしか見ずにというか、本当に全部の大会で優勝するくらいの気持ちで頑張っていきたいなと思いますし、ただあまり優勝を見すぎると自分にとっては良くないかなというふうにも同時に思ってはいるので、楽しさというか、そういったものをしっかりと感じながら、その中でも優勝を目指していけたらなというふうに思っています」

 ―佐藤選手が在学時にどなたか先輩アスリートの報告会を聞いた思い出などはありますか。

 「相撲の貴景勝さん(の報告会)をちょうど体育館で見ていて、本当にすごいなというふうに思って、自分も将来的にはこういった報告会ができたらなというふうに思っていたので、実際に卒業してからメダルを二つ持ってこの学校に戻ってこられたっていうのを本当にうれしく思っています」

 ―今日お世話になった先生とかとお話しするような機会はありましたか。

 「はい、たくさんありました。でもあの姿が全く変わってなくて、本当にうれしかったというか。卒業してからすごい寂しさを感じていたので、今日こうして戻ってくることができて、話すことができて、本当にうれしかったです」

 ―話したことで印象に残っていることというか。

 「先生方は本当に優しく接してくださって。おめでとうと言ってくださったりとか。でも変わらず在学していた時と同じように接してくださったのが一番うれしかったなというふうに思ってます」

 ―五輪後に先生からメッセージをもらったりとか。

 「そこにいらっしゃる大高先生と(中学3年時の担任の)野口先生。たくさんメッセージをいただいて。大高先生は高校1年生の時の担任の先生になるんですけど、一緒に焼肉を行くぐらいの。また行けたらなと思っています」

 ―後輩へのメッセージを。

 「やはり自分も埼玉栄中学高等学校でたくさんのことを学ぶことができましたし、同時にスポーツに対しても、やはりこの学校というのはすごいスポーツが強い高校でも有名なので、たくさんのいろんな競技の選手から刺激をもらえると思うので、自分は保健体育科だったので、保体科の生徒の皆さんはそういった刺激をいろんな競技の選手からもらいながら頑張ってほしいなというふうに思っています」

 ―いつぶりの学校ですか?

 「5年ぶりかな」

 ―卒業以来ですか?

 「卒業、そうですね、卒業式以来ですね」

 ―学校に転校してきたタイミングは。

 「中3ですね。中3の時です」

 ―埼玉栄を選んだ理由っていうのは何だったんですか?

 「そうですね、今教わってる日下(匡力)先生と浅野(敬子)先生の方から紹介していただいたというか、それでいろいろ話を進めていって。スポーツが強いということでも有名だったので決めました」

 ―貴景勝の報告会で言われた言葉で印象的だったものとかありますか。

 「報告会とか、それまでの学校では全くなかったので、それこそ何て言うか、スポーツが強い学校だからこそできることだなというふうに思って。他にも瀬戸大也選手もいらっしゃいますし、本当に自分もここでこういうことができるような選手になりたいなというふうに思いながら見ていました」

埼玉県の大野元裕知事を訪問した佐藤駿=2026年4月、埼玉県庁

 ―鍵山選手が来季いなくなることで感じる難しさというのは、具体的にどういったものが挙げられますか?

 「先シーズンは鍵山選手を目標にして、どう追いつくかっていうか、どこが自分に足りないかっていうのを一番見ていたのが鍵山選手だったので、そこの鍵山選手が1年間休養されるというのは、すごいやはり自分にとって難しいなというふうには感じて、そこがすごい難しいなと感じています」

 ―報告会の前に校内を回られたと。反応とかどうですか?

 「そうですね、すごい。手振っていただいたりとか、可愛らしかったというか、うれしかったです」

 ―校舎内で思い出の場所とかってあるんですか?

 「購買とかですかね(後ろにいる先生方が笑う)。よく忘れ物した時とかにそこで買いに行ったりとか。あと(校内の)デイリーヤマザキ。あそこでサーティワンのアイスをよく買っていたのを覚えてます」

 ―忘れ物とかって何ですか?

 「ペンとかシャー芯とかが無くなった時に買いに行ってたのを覚えています」

 ―花束をスケート部の方からもらったと思うんですけど、スケート部の後輩に何かメッセージとかかけられましたか?

 「メッセージというか、もういつも一緒に練習しているので、普段リンクでももちろん会いますし、本当にやはり練習時間も重なっているので、そういった中で自分が練習の姿勢であったりとか、そういった部分で見せれたらいいのかなというふうに思っているので、これからより高みを目指していく後輩になると思うので、しっかりと自分はその背中を見せられるよう頑張っていきたいというふうに思っています」

埼玉県知事と面会、コバトン受け取る

 佐藤は母校を訪問後、埼玉県庁を訪れ、大野知事に活動報告を行い、「県の魅力発信へ多大な貢献があり、広く県民に笑顔や感動をもたらした方に感謝の意を示す」という「彩の国MAP」を受賞した。

 【大野元裕県知事とのやり取り】

 「このような栄誉ある賞をいただき、本当にありがとうございます。まずは団体戦で銀メダル、そして個人戦で銅メダルを獲得することができました。特に印象に残っているのは団体戦での演技になるんですけど、その時いろんな声援をいただきました。これからいろんな方の声援を大事にしていきたいです」

 ―佐藤選手は先ほど団体戦が印象に残っているという話がありましたけれども、団体戦の時は私も実はテレビで見たんですけど、大熱狂でした。向こうでは分からないかもしれませんけれども。やっぱり違いますか団体戦。

 「普段は個人競技でやっているので、その中で団体戦っていうもので、自分の演技で団体の順位が決まってしまうっていうのはすごい緊張感だったり、プレッシャーを感じてはいたんですけど、でもその中でもやはりチームの声援だったりとか、たくさんの皆さんの応援があったからこそ、ノーミスの演技ができたのかなっていうふうに改めて感じています」

 ―周りの人たちと一緒に責任を分かち合うって大変なことですね。

 「難しかったですね。でもそれを周りの選手、チームの皆さんがやってきていてここまでノーミスの演技ができていたので、自分もやるしかないっていうのでやりました」

 ―コバトンのバナーをミラノの会場に持っていってくださったと聞きました。コバトンが羽ばたいていたと聞いて、埼玉県のPRもしていただいてありがとうございます。

 ―今後の目標を聞かせてください。

 「新しいことに挑戦したいなというふうに思っているので、来シーズンからいろんなものにトライしていって、いろんなことができるシーズンにしていきたいなというふうに思っています」
 ―例えば新しいこと、フィギュアの中でですよね、当然。

 「4回転アクセルっていう、まだ日本で誰も(ミスなく)跳んだことがないジャンプがあるんですけど、そのジャンプに挑戦していきたいなというふうに思っています」

 ―是非見たいです。頑張ってください。

県庁を訪問したフィギュアスケート男子の佐藤駿(左から2人目)=27日、埼玉県庁

  【囲み取材】

 ―受賞の気持ちを。

 「率直にうれしい気持ちですし、この賞をきっかけに再スタートを切っていきたいです」

 ―埼玉の好きなところとして、温泉や食べ物を挙げていましたが、五輪後はできましたか。

 「そうですね。自分の行きつけが大宮にあるお風呂カフェがすごい好きなんですけど、(隣のパラアルペン村岡桃佳選手が笑う)、そこにオリンピック後に友達と2人で行きました。最高でした」

 ―県民としてどのように活躍していきたいか。

 「これからも埼玉県民の皆さんに素晴らしい演技と感動を届けられるように頑張りたいなというに思っていますし、これからも感謝の気持ちを忘れずに日々成長していきたいなと思っています」

 ―職員の方が手作りされたという火の鳥の衣装可愛いですね。

 「職員の皆さんの手の込んだ、手作りすごいです。可愛いです。大事にします」

 ―コバトン飾りますか。

 「もちろん。ベッドの上に」

品川 絵里

この記事を書いた人

品川 絵里 (しながわ・えり)

2018年に入社し、大分支局を経て20年から東京、大阪、名古屋でスポーツを取材。名古屋ではプロ野球中日、フィギュアスケートなどを担当した。2025年12月から本社・運動部。中高は創作ダンス部で、趣味は宝塚歌劇やミュージカル、中韓ドラマの鑑賞。

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