インタビュー

2025.11.08

【独自】角野隼斗さん、鍵山優真が持つ三つの速さをピアノ協奏曲に リンクにあったピアノ練習場ですぐに曲作りを開始

インタビューに応じる角野隼斗さん=9月8日、東京都港区(撮影:小島健一郎)

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  ピアニストの角野隼斗さんが共同通信のインタビューに応じ、フィギュアスケート音楽の制作に挑戦した経緯について語った。話は、カロリナ・コストナーさんとのやりとり、鍵山優真選手の印象や、リンクで奏でられるフィギュアスケートならではの工夫に及んだ。(聞き手 品川絵里・須賀綾子)

 -鍵山選手がショートプログラム(SP)に選曲した「I wish」は、どういった思いで演奏された楽曲でしたか。

 「ギタリストのMarcinとコラボしようという話になったのが発端です。ギターとピアノのコラボって、なかなか多くなくて一般的には難しいとされます。というのも、音域が重なるし、どちらもたくさんの音を弾けるので。2人ともソロをメインに活動している中で、どのようにコラボを面白くするか。原曲のイントロはグルービーなベースラインから始まるのですが、ここはピアノの弦をミュートした音から始めることにしました。その後もお互いの楽器をパーカッシブに生かしながら、いろいろな方法でピアノとギターの共通項を見いだしていきました」

品川 絵里

この記事を書いた人

品川 絵里 (しながわ・えり)

2018年に入社し、大分支局を経て20年から東京、大阪、名古屋でスポーツを取材。現在はプロ野球中日、フィギュアスケートなどを担当している。中高は創作ダンス部で、趣味は宝塚歌劇やミュージカル、中韓ドラマの鑑賞。

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