インタビュー

2026.04.29

中野園子コーチ、坂本花織は人間っぽい嘘がないスケート 二人の珍道中は続いていく④

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 フィギュアスケート女子の坂本花織(シスメックス)が現役最終戦となった3月の世界選手権で2年ぶり4度目の優勝を果たし、有終の美を飾った。21年間のキャリアを伴走し続けた中野園子コーチは、昨年12月27日に共同通信のロングインタビューに応じていた。坂本が日本女子初の3度目のオリンピック出場を決めた全日本選手権5連覇を達成後、間もなくのタイミング。異例の約2時間、坂本や自らの半生について中野コーチらしく赤裸々に語った。4回続きの最終回は、坂本選手との思い出を中心に振り返ります。

 ―全日本ジュニア選手権で優勝した後に一緒に北海道で、あの時食べた海鮮が一番おいしかったって彼女も言っていました。

 「ウニを食べたことないって言うから、これ食べてごらんって言ったら『おいしい』と。2人でカウンターに座って食べました。あの頃はいつも勝ったら、ご褒美に2人で食事に行ってました。普通はお母さんたちと行きますけど、この子は、お母さんとは行かない。あんまり来てない。見に来る時は、お母さんは一人で勝手に見に来る。 私は、彼女の場合は私と行動していることが多かったですね」

 ―いろんな思い出があるんじゃないですか。21年間指導をしてきて。

藤原 慎也

この記事を書いた人

藤原 慎也 (ふじわら・しんや)

全国紙で5年間の勤務を経て、2014年に入社。名古屋でプロ野球中日を取材。2016年末に東京運動部へ異動し、フィギュアスケート、体操、パラスポーツを担当。だんじり祭りで有名な岸和田市育ち。

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